「親があっても」子は育つのが我が家
NHKドラマ「平清盛」は、すでに半分ほど進んだのでしょうか?
初回放映だけ見ました。清盛の青春ドラマだと聞いて、やめたんです。「平家物語」を見たかったので。女が好きな「源氏物語」より、だんちで好き。
「平家物語」は男が好きな物語じゃないかな? 古典も男女のジェンダー差がある。
もっとも、知っているのは「祇園精舎」だけ。
今年初めに、秋山良造さんが平家琵琶で平家物語を語っているのを知りました。「二代后」と「額打論」の句。
「『にだいごう』と『がくだろん』を申し込みたいんですが」。
「あ、『にだいきさき』と『がくうちろん』ですね。申し込みが多数で、締め切りました」。
「じゃあ、次回の『小督ことく』に参加したいです」。
「はい、『こごう』はまだ空いてます」。
ああ言えば、こう返る句のタイトルに「ふりがなを付けて案内状を作ってもらいたい」と、チラシをにらむ。
奇数月に、四谷のマンションを会場にしてやっているんです。待ちに待って、13日の会に参加できました。
平家物語といえば、琵琶法師と1セットでしょ? 琵琶の弾き語り。でも、伴奏とはちょっと違う。
物語の詞章を節付きで語るのが基本で、切れ目に琵琶をちょっと弾くだけ。あるいは詞章を語る前に、長めに弾くこともある。
ただ、楽曲であることには変わりない。一方、読本としての平家物語もある。
加えて、双方に各種の版があります。印刷やコピー&ペーストができなかったので、口伝や手で写す時に間違える。故意に創作もしたでしょう。
というようなことや、「藤原氏」には南家、北家、式家、京家の4系統あることも教わる。
8歳で即位した高倉天皇、12歳で清盛の娘・徳子と結婚する。第1の彼女が死に、第2の彼女を推薦したのが、あろうことか妻の徳子。
第2の彼女というのが、南家出身の「小督」。テキストでは「禁中一の美人」とあり、秋山良造さんの語りでは「ありがたきなり美人」とくる。
ま、いずれにしても、清盛、実の娘の所行に怒りました。で、とばっちりをうけたのが「小督」。尼さんになる。
これを1時間半かけて語ります。途中、琵琶の弦が伸びたからでしょうか、1回休憩しました。
藤原定家の日記「明月記」や、白洲正子さん著「謡曲平家物語」を薦められる。
次回は、7月8日の「祇園女御」。また、寄り道先が増えてきた。ますます集中と選択から遠ざかる。
会場から四谷駅まで、ストレートにはもどりません。
ありましたよ、邸宅レストランのハシリ「MIKUNI」。グルメじゃないから検索することはありません。でも散歩で見つけると、うれしいよね。
他に地図板で見つけたこと。
・靖国通りと新宿通りは、別の道路だった
・イトーヨーカ堂本社と土木図書館は、四谷駅の近くだった
・信濃町駅近くの須賀町は、寺町だった
上智大学、ニューオータニ、赤坂見附、青山一丁目などのロケーションも、すべて、点でしか理解していなかった。
迎賓館正門では、ランナーが練習中。
「高校の陸上部ですか?」。
「地域の陸上クラブです」。
迎賓館は赤坂御用地の一部で、先ほどの陸上クラブに訊くと、1周3.2kmだそうです。がんばれ。
先日、矢沢永吉兄さんがスカイツリーで、展望台初ライブをやってましたね?
22日、開業のカウントダウンが始まってます。
ひきかえ東京タワー。こちらも来場者がV字回復して、年間300万人もいるのです。GWに通りかかったら、鯉のぼりが333匹泳いでました。
本日、GWに生まれた次男坊の誕生会。本人の仕事の都合で、寄り合うのがずれました。
35歳で、かみさんもいるのに、相変わらず誕生会やってます。そのことを友だちに言うと、男女で反応が分れます。
男は、否定的にあきれる。女は、好意的に祝福する。なんとなく、おままごとのジェンダー差に似てるかな?
日取りが遅れても、やらないよりはやったほうがいいと思ってます。
それでは、ネマニャ・ラドゥロヴィチのバイオリン。
大過無く35歳。おめでとう。