大ニュースからこぼれた小さな話題

航空会社が、空の規制緩和を歓迎してます。技術が日々進化しているので、あれもこれもOK。

・客が機内にいても給油OK

副操縦士の昇格試験はシミュレーションでOK

・60歳2人での操縦OK

・短距離飛行では発煙筒不要OK

合わせて100項目がOKとなって、不安なのは常時飛行機を使う人でしょうか。「ほんとに安全なの?」

こりゃ、痛いほどわかる。4月の長距離バス事故でキモを冷やしたから。

去年、山梨県清里までバスを使ってました。なにしろ、電車の半額で行けるんです。

ドライバーは、バスが運転できることは確か。確かですが、「大丈夫かなぁ」という場面によく出会いました。

出発前のコース案内があったりなかったり。停まるパーキングエリアもまちまち。現地で道に迷う。こちらから連絡しないと出発時刻の変更がわからない。

つまり集客するバス会社は、運営する下請けバス会社に丸投げし、ドライバーの判断一つにかかっている。段取りが、まるでないから半額で行ける。乗客は、ただの荷物なんです。

ということが、事故で理解できました。

理屈に合ってます。

安心・安全・教育に手間をかけるなら、この値段ではできないと。

そこで、17日に発表された主な指針。

・夜間450km以上は、交代運転手を用意する

・運転手の携帯番号を把握する

・乗客全員の氏名、年齢、性別を把握する

・問題のあるバス会社を公表する

など。

これで、長距離バスも航空会社並になったのでしょうか? それとも、航空会社が長距離バス並になったの? 

長距離バスも、厳密に言うとツアーバスというそうです。

清里に行くために、出発するのは新宿駅。ここ、各地に出向くバスのメッカです。今後、駅周辺には抜き打ちで調査員を派遣して検査をするというから、ひとまず安心か。

夜郎自大の経営が止まるのを期待して。でも、料金は上がるでしょうね。

バスといえば、長距離の清里ばかりじゃないんです。

鉄道の小田急線・田園都市線東横線は、東西に走ってます。南北に通っているのがバス。

よく使うのは成城学園駅と都立大学駅を結ぶバス。

見ていると、途中の三軒茶屋駅のバスストップでドライバーが交代します。最初は「いくら安全管理とはいえ、この距離で交代とは大げさだな」と感じてました。

路線バスでドライバーが交代するシーンは、未だここしか知りません。

それも、事故のニュースを聞いて「東急バス、なかなかしっかりしてる」と、このあたり我ながらゲンキンなものです。

でね、

都立大学でバスを乗り換えると、今度は、都バスで東京駅まで行けるんです。

正確には、もうすぐ神奈川県の世田谷区「等々力操車場」から、「東京駅丸の内南口」まで。都バスのなかでも指折りの距離ではないでしょうか?

でも、ドライバーの交代は見たことがない。民間のバス会社より、よっぽど荒っぽい運営をしている。

窓から眺めていると、いろいろな店があるから、気になったところで途中下車。

ここで、「音だっち」ツネツネからの曲。

・こんにちは。本日のおすすめ。リンゴデススター

アメリカからマイブラを受け継ぐ、正統派シュゲイザーバンド! ← 悲しいことに、意味わからず。

やはり、目黒駅までの山手線外側は並みの住宅街です。内側に入ると、同じ住宅街でも「『ざます』のおばさま居住地区」になります。

白金、高輪、三田、御成門

御成門小学校」停留所は、前に広がる芝公園。夏だけオープンする港区の50m屋外プールがあります。気に入っているので、よく降ります。

イベントが開催されてました。民族衣装で、歌い踊る。在日ミャンマーの人々。

スーチーさんも国会議員になるほど、民主化が始まったミャンマー。受けて、制裁緩和も始まった。各国の支援・貿易も急増する。

という最近のニュースを、ウィンティンさん夫婦と話す。

「20年前に、日本にやって来ました」。

当時は2人とも大学生。デモをして軍事政権追われた。聞いていると、ミャンマー北部の少数民族だったのです。

中国雲南省とインド山岳地帯に接するカチン族の人々。国境で分断されていても、同族意識は強い。

その象徴が、マノーの祭りでした。今回は国から4人の祭司も着たというから、ここでも、ちょっと海外渡航が自由化されたのかな?

今じゃ、3人の子持ち。お母さんは、とても溌剌とした人。お父さんは、とてもおとなしそうな人。

家庭円満の秘訣は、グローバルスタンダードだった。