天気よかったスねぇ、歩いてました
夜9時半に帰宅し夕刊の番組表を見て、思わず目を近づける。
サッカー、日本vsアゼルバイジャン。中継は9時20分までだった。朝刊を読まずに外出したので、無念。スポーツニュースでは、香川と岡崎がゴール。宮市デビュー。
見たかったぁ。
世田谷区の鎌田区民センターで、朝9時半から12時半まで、絵の教室に参加してました。昨日は多摩美の教室がありましたから、2日連続で絵を描く。
一人じゃ続きません。口実を見つけてやめるのがオチ。皆がいれば、時間内は続けられます。サボるけど。
センターを出て、周囲の畑風景を散歩する。本日、好天。
東京駅前・行幸通りの地下ギャラリーでは、片山真理さんの作品が展示されている。グランプリを受賞したらしい。よかったねぇ。
彼女とは、前に偶然会いました。
ブログでおなじみ「森だっち」「音だっち」と3人で、渋谷のギャラリーに入った時、展覧会をやっていたのです。
おじいちゃんが遺した、タバコの箱を集めた作品。ソファに集まって、芸大の修士課程にいると話してました。
来場者があり、彼女は立って入り口に出迎える。その時、コツコツと床から音がしたので、「義足かな?」と3人で顔を見合わせる。
「アートアワードトーキョー丸の内」で受賞した作品は、石膏の足を付けた自分が被写体の写真。
若いながら、覚悟のあるしゃべり方がよみがえる。デレデレしてません。
アワードの審査でも、「方法論に圧倒される」「納得させる表現力」という講評でした。さもありなん。
生業はジャズ歌手やコンピュータのプログラム作り。美術は生業にしません。でも、活動はする。こういうのって、趣味とはニュアンスが違う。
それにしても、今日はいい天気だねぇ。
土曜の19日も、いい天気でした。
広尾にある都立中央図書館に行ってました。「東京駅 よみがえる赤レンガ駅舎」展を見る。
今年の秋に駅舎の復元工事が終了し、創建当時のドーム状の屋根が復活します。それに合わせた企画。6月17日までやってます。
図書館の回りでは、植木市もやってました。芝生では、ピクニック風景。
駅名を言うのに、わざわざ「駅」と付けるのは、東京駅だけではないでしょうか? なんとなく特別な、セントラルな、畏敬をもっているからでしょうか?
展示は、東京駅の敷地が江戸時代にどのようであったか、から始まります。
大名屋敷でした。元禄二年の地図では吉良上野、蜂須賀飛弾、松平丹波殿の屋敷。鍛冶橋も描かれている。
年表を読む。
大正三年(1914年)開業。
昭和二年(1927年)には、東京駅発着の蒸気機関車がすべで電気機関車になる。さすがに、大日本帝国の中央駅。火の粉・ばい煙・騒音をまき散らすSLは、近代化の威信にかけてお払い箱にした。
もっとも、他駅発着では戦後までSLは活躍してましたけど。
もう、鉄ちゃんなら足が止まる資料がズラ〜ッと並んでました。
僕が足を止めたのは、開業翌日の新聞。1914年12月18日の朝日新聞朝刊第5面。
見出し「光輝と盛観 稀有の大盛儀」。「くわうき」と「せいくわん」のルビ付きですよ、お客さん。あぁ、大正時代。
朝9時から始まった大盛儀に1500の名士が集まった。まず、大隈重信首相の祝辞。
そして「将軍万歳」の見出し。
第一次世界大戦に、日本はちょっとだけ参戦したんです。難攻不落と言われたドイツ軍の青島要塞を陥落させた。
現地陸軍司令官は、神尾光臣中将。
将軍が、できたばかりの駅に花を添えるように凱旋列車に乗って10時過ぎに到着する。
「新歩廊の歓迎」。今度のルビは何でしょう? 「しんプラットホーム」の「くわんげい」。式典は、いやが上にも盛り上がる。
そして、夜6時半からは帝国ホテルに400名が招かれて大祝賀会。
今回の駅舎の復元工事。まだ、中央部は外壁がとれてません。北口・南口のドームは完成してました。
1945年5月25日、米軍の空襲で消失した箇所を復元したんです。ゆったりしたカーブのドーム下で、駅コンサートも復活してほしい。
どうせなら、本格的なヤツ。
広告を見ていたら、5月23日「アルファとオメガ」という歌劇をサントリーホールでやったのだった。
ムンクの連作版画をオペラ化、イスラエルの作曲家・ショハット、ヘブライ語上演。みんな知らない。
どういうの? こういうの。
愛は大事だよ。最初の写真みたいに。