ナース看護士から、ナーサリーに変化
月曜日午前1時から始まったサッカーU23エジプト戦。
前半2−0で、「だめだこりゃ」と寝る。朝起きたら、やはり3−2で負けてました。がっかりする。これじゃ、五輪も1次リーグ敗退かぁ。
DFに、オーバーエイジ選手を入れてほしい。五輪期間中、A代表のW杯最終予選スケジュールはどうなっているの?
やぶにらみの目つきをしていると、広告のアートディレクターをやっている友だちから、電話がかかって来ました。
彼は広尾に住んでいて、2週間前に八丁堀に引っ越した由。
大の散歩好きで、早速、巡回エリアを聞く。日本橋・丸の内そして茅場町・月島リバーサイドの点景。
かつても、いろいろな店を教えてもらってました。
「白金の『ビオトープ』はいい。きてますよ」。
ビオトープ=野原や水辺で、植物や虫が群生して生態系をあらわす。最初は、自然志向が流行っているから、「庭園美術館」のある「自然教育園」のことを話しているのかと。
そうではなくて、外苑西通りにあるお店のことだったんです。まだ、行ってませんが。
代官山の「オトナ蔦屋」を教えてくれたのも彼でした。
こちらは、何回か足を向けました。彼が興奮した理由に、深く納得する。以来僕も、自分の興奮を他の人に伝染させてます。
勘定すれば月1回は訪れてる。
5月は、帰りがけにおもしろい店を見つけました。「Saturdays Surf NYC」。
サーフィンボードがあり、アパレルを販売している。
「ニューヨークのソーホーから来ました」。3月に開店していたんです。もう、風が吹き抜けるような開放感がある店内。
地階に降りる。
店は、斜面に建っているので、階段と反対側の開口部が、そのまんま空へ抜ける。
吸い寄せられるように進むと、そこはウッドデッキ。フロアと合わせてパーティができるくらい広い。
下る斜面に家屋の屋根が並ぶ。遮るものは、何もない。もう、ほんとに気持ちいい。
地下階では、写真展をやってました。浜辺やグリーンの写真。それと、自然の写真をプリントしたTシャツ。
「この写真家は、サーフィンもやるんでしょうね?」と訊く。
「熊谷隆志さんです。スタイリストをやり、写真をやり、サーフィンをやり、そこでグリーンライフに目覚めたんです。ショップのプロデュースもやってます」。
雑誌OCEANSで連載もやっている、というから著書を入手しました。
「GREEN LIFE」パルコ刊。
読んでいたら、白金の「ビオトープ」を手掛けたのが彼だったんです。ツリーハウスもある。気分出してるグリーンを販売している。
もちろん商品も、彼が品選びをした。
こんな店で、ビンセント・フェロ聴きたいねぇ。
葉山の自宅の庭も公開してました。世界の観葉植物が植わってる。
なにより、彼はパリ・ロンドン・アムステルダム・ベニス・ニューヨーク・サンフランシスコを歩いてました。タイ・インド・ニュージーランド・オーストラリアへも。
初めて、ナーサリーという種類の店を知る。
日本では、花屋はまとめてフローリストと言うでしょ? でもそれは切り花を売る店のことでした。
対して、ナーサリーは苗を売る。nursery温床・苗床で、nursery garden苗木畑のこと。
彼が一番影響を受けたロンドン郊外にある「ピーターシャム・ナーサリー」の写真が出てました。
ガーデニング道具も、にくらしいほどオサレ。日本のホームセンターでは売られていないようなものばかり。
巻末では、師匠と植物談義もやってました。
北九州「両築植物センサー」代表の行徳繁盛さん。植木屋の次男坊、プランツマスターになる。
皆の目がアメリカやヨーロッパの植物に向かっている時に、南アフリカやオーストラリア産の植物に関心があった。
種をまいても、日本の気候・風土に合わないから失敗の連続。現地事情を研究して、「90度近くのお湯に種を入れてから」やってみたらみごとに開花した、とか。
熊谷さんも、オーストラリアの植物を自宅の庭に植えている。
ブラシの木。えっ、ブラシの木?
それなら、こないだ「世田谷区誌研究会」で蛇崩川緑道を歩いている時に見ました。
瓶を洗うブラシに似ているから、現地でも「ボトルブラシ」と言うらしい。
あの木は、はるばるオーストラリアから来たんだね。それが無造作に生えていた。
植物の名前は、図鑑的に覚えられません。植物の成長より遅く、何かの機会に一つずつね。