風景が消えれば、風景の文化も消える

8日のサッカー、対ヨルダン戦は6−0で勝利。来年6月の終盤に、この大量得点はきいてくるかもしれないね。

次の相手はオーストラリア。イマイチ調子が上がってないので、日本3連勝の可能性が大。アウェイでオーストラリアに勝って、初めてイレブンは自信がつく。

と同時に始まった、ユーロ2012。

9日、ポーランドvsギリシャは1−1。ロシアvsチェコは4−1。

引き続き、10日の午前に、いよいよ「死のグループ」のオランダvsデンマークが始まる。

オランダの猛攻をしのぎ、なんとデンマークが1−0で勝つ。オランダ、シュートをバンバン打つも、荒さが目立つた試合だった。

そしてドイツvsポルトガルは、3時半から始まる。1−0でドイツ勝つ。これまた、両者譲らずの印象。

ユーロは、ほんとに紙一重。これから1ヶ月、連日午後起床になるのだろうか?

そういえば、注目して毎日の朝刊・夕刊が来るのが楽しみだった記事が5月下旬にありました。

そうです、葛西臨海水族館から脱走したフンボルトペンギンの行方ですよ。ブログでも何回も書きました。

3月4日にいなくなった。晴海沖や荒川で発見されてから、再び行方不明になった、あいつ。

24日には、江戸川で発見された。あいつも、そろそろ家が恋しくなったのかもしれないね。

午前11時に、行徳橋付近で見たとの通報を受けて、職員2人が現地に急行。午後4時40分ころ、腰を落として3mまで近づくも気付かれて取り逃がす。

午後5時10分ころ、対岸に上がったところを発見。職員、5mを20分かけて近づき横から飛びかかる。ペンギン、水中へ逃げる。職員も水中へ落ちる。

しか〜し、職員の手には、あいつがいた。あいつは、キョトンとしていた。

25日午前9時、上野動物園から駆けつけた獣医が健康診断。

体重3280g。目に結膜炎の疑いあり、目薬投与。羽一部脱落。皮膚異常なし。細菌感染防止の注射。1週間は、隔離飼育。

診断の間、あいつは職員に両羽バンザイして押さえつけられていた。

6月7日、ついに一般公開。

今じゃ、何事もなかったかのように、ペンギン舎で仲間と遊び回っているという。「バボちゃん」で親しまれているラデク・バボラクでも聴いてんじゃないか?

図書館から1回借りて、戻して、またすぐ借りた本があります。つまり、1ヶ月ダラダラと読んでました。

「里海に暮らす」瀬戸山玄著。

里山は、よく聞きますね? その定義は未だはっきりしません。里海も同じ。

ただなんとなく、「そのへんのニュアンス」はわかる。

地元の人の生活の場。昔から、自然と人が結びついている。効率優先でない、維持再生に熱心な地域。

海辺の生態系と人間の営みが、バランスよく風土を醸し出す里海。

言い出したのは、景観学の第一人者・進士五十八(しんじ いそや)博士。

「日本の海岸線の地図を作ってみたら、ほとんどが人工海岸だった」。

「現実がそうなら、復元技術もきちんと研究しなくてはいけない。これだけ破壊されて、そのままでいいはずはない」。

そんなに、破壊されてるの?

アメリカでは、開発を軽減する手段に5段階が定義づけられているという。

・回避

・最小化

・矯正

・軽減

・代償

自然保護派は「復元=土木工事」と反対するらしい。当然、5段階の手段も認めない。

バボちゃん」もう1曲どうでしょう? のんびりするでしょ?

著者の瀬戸山さんは、鹿児島育ち。

子供のころには、ウミガメの卵を売りに来るおばさんがいたという。ピンポン玉のような卵。

早朝に砂丘に出かけ、ウミガメの足跡を手がかりに、砂の中から掘り出す。40年前の話。

かすかに、そういう話は日本にありました。確かに、現在ではメルヘンでしかない。

そこで、彼は北から南まで、漁港や海沿いの町を訪ねた。

目に映る風景は「どうにかならないものか」と嘆じること多し。ですから、かすかに残る例外的な里海で、彼は命拾いする英気を書く。

・魚価の安い雑魚で、干し魚をつくる水産加工の男。

・4ヶ月間だけ、極上の天然昆布をとる漁師。

・材木で、昔ながらの船をつくる船大工棟梁。

主張は明確です。海辺の文化がどんどん痩せていく、ローカリティを大切にせよ、この一点。

と、ここで、おなじみ「迷子だっち」久々に登場。しばらく東京でおとなしくしていた彼女。

・私は、やっぱりタイに近々行くことになりそうです。

・goのサインをいくつか発見しました。自分らしさ、後悔の少なさ、ワクワク度、星周りを検討した結果です。

・でも私、失うものはない。といきなり飛距離を飛ばすから、いつも貧乏なのか!

トホホ。でも、去年に引き続き、今年もタイに行くんだって。海でイルカ泳ぎして、踊って。

あやかりたいねぇ。たぶん、観光ビーチじゃなくて、里海のようなとこで過ごすんでしょうね。彼女のような人こそ、里海での暮らしが似合う。