油絵も相棒にしていきたいよね
渋谷ヒカリエのホール、早くも2回目の訪問。
前回は、襲名直前の市川亀治郎丈「亀博」。文字どおり大掛かりな個人博覧会でした。
2回目は、「文化人・芸能人の美術展2012」。もしかすると、前は銀座で開催してませんでしたっけ? 絵画や書をやる著名100人の展覧会。
今回の目玉は、世界一幸福な国ブータンの王様と妃の作品。
プロとシロウトの違いが、まざまざと理解できます。
プロは、それなしでは生きられない。あるいは、生活のため。シロウトは、余暇を楽しむ・逃げる場・場合により知名度のPRです。
いずれにしても、本人の性格が出るんだね。
僕も絵やります。やり始めたばかり。気付いたことが一つありました。
写真は、やはりハンティングで、いかに腰を軽くするかが肝心。対して、絵画はがまんして動かないことが大切。同じ凝視でも、姿勢は真反対。
飽きっぽいから手短なものと、全7回の講座・多摩美で「『ひと』を描く」通ってます。本日5回目。
やってもやっても、むずかしい。正直に言うと、何をやったらいいかわからない。
毎回、10時から12時25分まで、休憩をはさんで6回描きます。1回20分ほど。モデルさんが静止ポーズをとれるのは、それが限界なんでしょうね。
無音はつらいでしょう? タオ&ミラーなんで、どうでしょ?
生徒6人の内、絵は高校生以来というのは、僕だけ。
皆んな、大なり小なりの経験者だから早い。サッサと筆を運ぶ。質問も的確。
一方、当方は毎度ペースは決まっていて、最初の内は休憩を待ちこがれる。中盤あたりから、先生がアドバイスや修正をしてくれる。すると、後半は休憩時間なしで描きこむ。
これの繰り返し。
鉛筆じゃなくて、筆。モノクロじゃなくて、色。水彩じゃなくて、油絵。静物じゃなくて、人物。
無謀を後悔して、立ち直る。性格です。
講座は、あと2回。
大学の売店で、新しい筆を買いました。対象をどう見るか、光と影をどう描くか、道具をどのように使うか、ちょっとだけわかってきたので、終了しても一人で遊べるかな、と。
キャンパスを散歩しました。
学生たちの作品を見る。絵は、いいねぇ。やぁ、想いが伝わってくるねぇ。気持ちが動くねぇ。上手下手じゃないよねぇ。
キャンバスと闘った跡が、あちこちに。画材や道具も、ころがっている。
この加減が、いいんです。画学生、大好きだなぁ。
キャンパス中央に、大樹がありました。雨にうたれて、半球形の葉っぱが落ちている。
「これだ」と10枚ばかり拾う。家で描くための材料にしよう。
本日は、眠い。午前3時までサッカー・ユーロ2012のD組フランスvsイングランドは、1−1でドロー。夜は、ザックジャパンの対オーストラリア戦、これまた1−1のドロー。
闘いが終わったら、忘れて寝よう。