ラテン女を愛するには覚悟が必要
6月6日に、麹町にあるセルバンテス文化センター東京を訪ねました。
「あぁ、これは同じだ」と、日仏学院やイタリア文化会館を思い出してました。それぞれ、言葉や文化を、日本に広報する拠点。
セルバンテスの場合は、スペイン語圏のスペインと中南米が守備範囲ですから、とても広い。
7月15日までやっている写真展「パタゴニアの夢」も、アルゼンチンとチリが舞台。写真家は、フランス人のギイ・ペテルマン。
6日に見逃したので、本日見ました。これは、是非おすすめします。パタゴニアという秘境・片隅に、心の風景が横たわっていました。
「あぁ、行ってみたい」と、ため息が出ます。
雄大な地平線を見ていると、スペイン語で「山の彼方の空遠く、幸い棲むと人が言」っているのが、聞こえてくるようです。
直前まで、地下1階の映写室でクスクス笑っていたのに。
メキシコ映画「最も危険な愛し方」を見てました。6月30日も上映しますから、お出かけください。
もう、とにかく最初から最後まで可笑しいんだ。
弟のカルロスが脚本、兄のアルフォンソが監督した、キュアロン兄弟が作った映画です。
兄貴は、ティム・バートンが好きだというから、ヒネリがあります。エイズと自殺のコメディ。
洋の東西を問わず、男がねんごろになりたい女とは?
手短かなところで、職場。それも、女上司がいい女だとしたら?
次に、ナース。胸をグッと近づけて診察・採血でもしようものなら?
最後に、スッチー。生涯初めて「体が目的じゃない」可憐
さに、目が釘付けになったら?
主人公のトマス、最初のシーンから、すでにエキセントリックなんだ。
眠る彼女をベッドに残して、アパートの3階から朝刊を取りに1階まで階段を降りる。昨夜がよっぽどよかったのか、廊下に出たところで、興奮の延長で丸裸になる。
叫びながら、丸裸で階段を降りる。
もう、館内は最初からクスクス。
アパートの3部屋に待機する彼女たちを、行きつ戻りつするトマス。どこを?
窓の外にある桟をつたって、そろそろと移動をくりかえす。猫も通る、鉢植えも置いてある足幅ほどの桟。
思わず蹴って、鉢植えは道路に落ちる。グシャツ、という感覚が、最後までトマスの脳裏に残る。
外国のアパートって、どうしてこうも絵になるんでしょう? アパートを舞台にした名画って、多いでしょ?
愛すべき女たらし。これも、洋画ならでは。日本人では出せないキャラ。加えて、ご陽気メキシコ味ですから、「いそうだよねぇ」となる。
トマスは、世をはかなんで自殺を決意する。フィナーレは「あたしを捨てたら、殺すからね」と。
久しぶりで、ハッピーエンド映画見ました。
爽快だったので、書店に寄る。スペイン語講習のテキストがほとんどです。絵本やCD、DVDも置いてある。
ここで語学講習を受けている人と話す。
「10年間は、NHKの講座を受けてました」。
ところが、毎年4月になると入門コースに戻るから、いつまでたっても同じようなカリキュラムなので、ここに通学するようになったという。
いいよねぇ、スペイン語。試しに、NHKの講座を見てみようかなぁ。
サルサのチラシを入手しました。
3回やって<行ったつもり演奏会>は飽きました。今回から<第1回 これからショータイム>に企画変更どぅえ〜す(笑)。
・9月21日 studio coast 18:30 ¥6800
エル・グラン・コンポ・デ・プエルト・リコ