悩むってのは、入門した証拠だった
関東に台風来ました。火曜日に合わせるかのように。
ここんとこ、毎週火曜日は多摩美に出かけて油絵やってます。いつも、雨でした。26日で終わりだから、この日も雨なら、全7回の内5回はカッパで通学することになる。
画材を納めたバッグを背負って、上からカッパを着る。紙パレットは大きいので手持ちです。雨なので、ビニールの袋に包んで出発。
ほんと、苦しいです。
描くことが。どう描いていいのか、わからない。
「初心者の悩みなんですかねぇ?」と訊くと、先生は「私は、今でも悩んでます」ですと。
輪郭描いて、ベタに色を入れていくのは塗り絵であって、絵じゃないでしょう。「どう見えるの?」と追いかけられているようで、健康によくないんだ、ほんと。
とりあえず、技法なのでしょうね。正確な、描写。できないことだけは、わかった。だから、続けるしかないよね。
校舎入り口で、和紙を貼っている画学生に出会う。
「日本画やってます」
「教室に一緒に行っていいですか?」
1つの教室を、だいたい学生3〜5人が占拠して描いている。上野毛キャンパスは、夜間の学部生と院生が通学しているんです。
「どおりで、昼間なのに学生を見かけないと思ってました」
「誤摩化したくはないし、どこで終わりにすればいいのかも迷います」。
そうなのかぁ、皆んな絵筆を握ると、完成形って何なのか考えるのね。
「日本画って、顔料が高いって言うでしょ?」
「高いのもありますし、安いのもありますよ」
他の教室も覗く。格闘中の部屋。こうやって絵を描き続けられたら、幸せだろうねぇ。社会人入学制度もあるというから、揺らぎますよ。
見ながら、<これからショータイム>を思い出しました。
・6月27日 浜離宮朝日ホール 19:00 ¥4000 モルゴーア・カルテット
プログレッシブ・ロック。ショスタコービッチもやるけど、現代音楽もやる。
クラッシックを醒めた目で見ていて、ストーンズやフランク・ザッパを聴きまくり。大学恩師から、コンサートマスターに抜擢され「なぜ、僕に?」。
オーケストラという生命体に開眼して、あらためてクラシックをもっと社会に開きたいと、プログレの企画を進めて20年。
おもしろいねぇ、こういう模索する軌跡は。実験し続けていいんだね。
台風で、テレビの画像が乱れて見られない。こんなことって、あるの?
とはいえ、どういう次第か、サッカー・ユーロ2012の時だけ正常にもどった。
1次リーグも第3試合になったら、中継ではなく、結果報告に編制が替わった。体力の限界だったから、これは助かる。
決勝リーグは、2組まで決定しました。チェコvsポルトガル。ドイツvsギリシャ。
そして、イタリアとスペインがベスト8に進出し、残りD組は、たぶんフランスとイングランドでしょう。オランダ敗退をのぞけば、やはり順当な結果なのかな。
こうなったら、また中継に戻るのではないでしょうか? とにかく、実力伯仲でどこが勝ってもおかしくない。
試しにWOWOWのHPを見たら、この本戦が始まるまでの予選で、聞いたことがない国がたくさん出場してました。地図で指がさせない国。
ベスト8で、白地図で指がさせないのはチェコだけ。旧東欧は、やはりわからないよね。
番組が終わると、また画像が乱れる。鉄道や飛行機も、運転を見合わせている。梅雨に台風って、あまりないよね。