仰げば尊し、第2弾も終わって夏始まる

寺井尚子さんのチラシを入手しました。

それでは<これからショータイム>

・9月12日 第一生命ホール 18:30 ¥3500 
寺井尚子ジャズ・ナイト・スペシャル」ですから、バイオリンでジャズを演るのでしょうね。

さて昨日は、油絵教室の仰げば尊しの話をしました。今回は、水泳教室の仰げば尊し

去年10月から6月28日まで、3クールで計9ヶ月間水泳やってました。夏は教室がないので、28日でひとまず卒業。

終了後、三々五々に喫茶店に寄り会う。

1クールは、10回通います。その度に、1〜2回はさぼる。皆勤できないのは、都合もありましたが、おおいに性分です。

「私は、教わったことを日記に書いてる」と、クラスメートのおばさんが発言したので、ビックリする。彼女も性分なんでしょうね。

こういう人は、上達が早い。

卒業までに先生が掲げた目標は、25m×4泳法で100mの個人メドレー。なんとか、僕もできるようになりました。

先生は、シロウトの弱点を熟知してますから、そこを強化する。

「手だけ足だけの強化よりも、私は全体の泳ぎの中でやってもらいたかった」と感想をもらす人もいる。

教室は能力別に5クラスあり、先生5人はクールごとに順繰りに変わるので、相性のいい先生と悪い先生に指導を受けることになる。

「あの先生は、どれだけ泳いでも負担感がない」。そういう教え方をする先生もいるんだね。

僕は、どの先生も、自分がよかれと思った指導法でやっているのだろうと想像するから、納得してやってました。

とにかく、水泳の習慣を持とうと始めたのでね。

先生評はまちまちですが、皆んな「自分一人ではできない」点では一致してました。そりゃ、そうだ。言い訳見つけて、そのうちやらなくなるのが関の山。

だから、これから教室が再開されるまでの3ヶ月間、続けられるかどうかは疑問。

幸い、夏になれば屋外プールが始まるので、夏休み気分で遊べるのがいい。

「私は、武蔵野美術大学卒です」と、仲良しになった櫻井さんが言う。

うれしかったねぇ。絵の先生を発見。「教えてくださいよ」とアプローチ。

隔週で、世田谷区の施設を使って活動をしているという。渡りに船で、これからは櫻井さんの教室で絵を描いていこう。

こちらも、一人じゃ続かないからね。

バス停「成育医療センター前」に向かう。

腹が減ったので、停留所前の和菓子屋で甘いものを物色する。栗ようかんを買う。栗が入っていると、なんだかゴージャスでしょ?

いかにも、かつては看板娘だったろうおばあちゃん店主と話す。

「前は、陸軍病院だったのよ」と、驚くことを言う。

成育医療センターは、現在、小児科の国立病院。しかも難病専門で有名ですから、全国から児童と付き添いの保護者がやって来る。

かつては、陸軍病院でした。おばあちゃんが子供のころ、戦地から続々と傷病兵が運ばれて来た。でも、それは幸運な兵士なのかもしれない。

飢えと病気に苦しんで、戦地で棄てられた民草と比べれば。

そして、戦後の復員。

僕は見てました。小学校に上がる前から中学生くらいまで、ガード下には必ず傷病兵が立ってました。

上野にも秋葉原にも有楽町にも。

白衣を着て、陸海軍の帽子を冠って、義手義足でアコーデオンを弾き、なにがしかのお金を得る。異形が、怖かった。

「彼らは朝そろって外出して、夕方になると戻って来るの」。ここに入院して、各ターミナル駅へ行っていたのだった。

集めた施しで、この和菓子屋に甘いものを買いに来た彼ら。

現在では想像できないでしょう。甘いものは、貴重も貴重。親に刷り込まれてますから、手にした栗ようかんも、あだやおろそかには食べられなくなりました。

罰あたりな食べ方を、少しは修正します。