川ジジイは、今日も川遊びに浸る
多摩川に、アユが1194万匹遡上したそうですよ。川好きだから、これはうれしいニュース。
去年の1.5倍だって。増えた理由は、だいたい3つ。
・水量が増えた
とにかく、第一条件は水量確保らしい。
・下水処理をして、水質が向上した
処理すると、水道水ほどきれいになるんだって。
・堰で魚道の改良や、産卵場をつくった
川にも漁協ってあるんだね。多摩川漁協は、5月に稚魚を放流した。堰の前で上がれない稚魚は、捕獲して上流に移す作業もする。
やってみたい。「遊びじゃない」って叱られるかなぁ。頼みますよ、狛江支部の谷田部支部長!
環境も、技術や経済に引っ張られて改善するリアリティ。1960年代は、汚染が最悪だったというから、回復に50年かかった。
「最初から、汚さなけりゃいいんだよ!」と嘆いているのは、野田知佑さん。
四国・徳島県で川ガキ養成講座をやっている野田さん。「川の学校」って本も著きました。
川ガキって何? 三つ子の魂百までなので、川感覚がある大人が増えれば、日本の河川は保全される。だから、ガキ=子供に川遊びを体験させようと運動している。
河原でテントを張り、犬と遊び、アユを焼いてご飯を食べ、ドラム缶風呂に入り、寝る。
釣り・飛び込み・潜りをする。ヘッドランプをつけて夜の釣りもする。カヌーは、ポリエチレン製の固形ではなく、空気で膨らませるインフレータブルのもの。
川にテーブルを据え付け、下半身川に浸かってミーティングする。
しょっちゅう「ハラヘッタ」と叫ぶ川ガキたち。あぁ、やりたい。京都・鴨川の川床料理の10分の1のコストで、やれること100倍。
川ジジイ養成講座、やってほしい。
そういえば、NPO「グローバルキャンパス」が、「ナローボートでめぐる英国講座」っての募集してた。
パンフを取り出す。
8月26日〜9月6日。喫水線が浅くて細身のナローボートで、イギリスの運河をめぐる旅。
川船は、隅田川しか経験ないから、あこがれます。東京の川も、気楽にナローボートで遊べるようにならないかなぁ。
「運河ネットワークのなかのイギリス」日本河川協会篇も読む。
200年前の産業革命時代の内陸水路で、現在、航行可能な距離は4000km。
往時、ボートを遡上させるために馬がロープで牽引した。ということは、川沿いに道がある。それがそのまま、サイクリングや散歩の道になっている。
運河を管理する組織・ブリティッシュ・ウォーターウェイズが発行する運河新聞には、ニュース満載。
復活した運河、ナローボートの内外装、ファミリービジネス、水位調節装置、川沿いの町や田園・森林。
「レッギング風景」に、笑う。
水路にはトンネルもある。馬が牽引する道が途絶える。どうするか?
2人のボートマンが、舳先で足を外にして寝る。トンネルの壁に、足を突っ張らかして後ろに押しやる。そろそろと進む、ボート。
レッギング、やりたいよねぇ。
それでは<これからショータイム>