個が立つ、我が「だっち」さん”ら”
昨日に引き続き、「音だっち」ツネツネ情報。
・最近好きなイギリスのアーティストをご紹介!
Diango Django
相変わらず、選曲が冴えてますねぇ。
そして夏といわず、1年の半分くらいは旅の空「迷子だっち」からも、連絡あり。現在は、南国娘やってます。
・東京は酷暑らしいですね。今、故郷のような大好きなタオ島で海に入る毎日です。タイの友達が面倒みてくれて感謝デス。
・現況と予定。頭ん中と心の中。成田空港にいた時の私とは、すべてがひっくり返って予想外の展開中です。
・もう海の中にいることがとってもありがたくって、うれしくって、ハッピーで平和な気分で。。。。。
タオ島って、どこにあるんでしょ? 彼女は去年もタオ島に行ってました。別荘みたいなもの。いいよねぇ。
ま、特技を活かして邁進中の、友だち”ら”。
山崎努さんの読書日記「柔らかな犀の角」を読み終わって、備考欄に目を通したら、関心テーマ別で「友だち」は5位でした。
山崎努さんて、気になる俳優でしょ? 俳優やってなきゃ、洒脱な文学部教授のような人。
彼の関心第1位は、演技・役者。これは当然か。2位が笑い、3位が食べること。4位は老人で、5位が友だち・少年。
平成18年〜24年、「週刊文春」の連載をまとめて1冊になりました。
そして、取り上げている著者別では、1位池澤夏樹で、2位鶴見俊輔・丸谷才一。
3位には、4人が並ぶ。シェークスピア、チェーホフ、宮澤賢治、佐野洋子。
書架を見ると、その人がわかると言います。読んだ本で、資質がわかる。好感していたこともありますが、読書がどれだけ彼の演技に個性をもたらしているかわかりました。
本を買う。反対に、本を売る人にも、個性があります。
彼女の場合は、ありすぎるほど。
「古書・日月堂」の店主、佐藤真砂姉さん。彼女は売る身、こっちは買う身。でも「古書だっち」。
表参道のパレス青山にある店。火・木・土12時〜20時に開店してます。開店曜日がなかなか覚えられず、何度Uターンしたことか。
他の日は、休んでいるんじゃないんです。神田で仕入れをしている。
「また、ヘンなものを入札してるんだろうなwww」。
これは、1920年代のロシアのポスター。ラファエロ描く「民衆を導く自由の女神」をパクった、つまりフランス革命を剽窃したロシア革命のプロパガンダ。
正義の怪しさを突く、この類いの紙ものを好んで仕入れて来るから、いい。
「これは1938年の、The Illustrated London Newsよ」と、本人が好きそうなページを開く。
「空からヒツジが降ってきたら、敵も戦闘意欲を無くすんじゃないかしら?」と、うれしそう。
その類いの話は好きだから、キャプションを読む。年代を踏まえるとムッソリーニのイタリア軍が、パラシュート訓練をやっている様子。
落下して、新型パラシュートがうまく開くか実験したのでしょうが、なぜヒツジなのか? 愛嬌で終わればよかったのに、ほんとに戦争を始めちゃった。
本人の名誉のために一言添えます。こういうネタばかり、商っているわけじゃありません。
「これは、ほんとにエイゼンシュテインの真筆なのか調査中なので、まだ売値が付けられないの」と、見せてくれたもの。
ロシアを代表する映画監督が、日本の映画監督・衣笠貞之助にあてた書簡。
商売で古書屋をやっていても、不明なことは多いから、売る前に確認しないと、信用に関わる。
来る度に、「やりたいなぁ、古本屋」と、古傷がうずくような店。いつか、やりたい。言い続けて、15年や20年になる。
<これからショータイム>
7月28日 新宿文化センター 16:00 ¥4000 沖縄音楽フェスティバル 古謝美佐子・夏川りみ