帰国前に、皆んなでスイングしよう
連日、テレビの写真が続きます。
男子200m背泳・入江と、女子200m平泳ぎ・鈴木が、そろって銀メダル。やっぱ、やりました。
前も、2人そろって銅メダルだった。その時のインタビューで、疲れを知らない若さを感じました。ホッとした、というよりも、「まだいける」という言葉の強さ。
2人には、100mの借りを200mで返そうと、心に期すものがあったのでしょう。
とりわけ鈴木。歯切れのいい21歳だねぇ。山梨学院大学の学生。放送で聞いたのか、新聞で読んだのか忘れましたが、大学進学で東京を選ばなかった。
「東京は、怖いから」。
志が高い。水泳で高みをめざすなら、東京はノイズが多いからさ。なかでも、へ理屈やコンセプトが多すぎるね。
どうしたら、こういう娘になるか? たぶん、両親が見守って来たんでしょう。誰でも子を持てばわかる。見守るって、加減がすごく難しいんだ。
と、夜に帰宅して知ったニュース。
夕方は、プールで遊んでました。
今年初めての屋外プール。目黒区にあります。50mプールですから、なおさら気持ちいい。
陽が薄く差し込み、水中ではダイヤ型の乱反射が揺れる。9ヶ月間、水泳教室で習った動作を、ひととおりやってみる。
やっぱり、週一の練習だけでは衰えるのがわかる。でも、去年まではクロールだけ。今年は4泳法できるから、飽きない。
25m × 4泳法で、100m個人メドレーできるんだもんね。いちおう。
今回のオリンピックでも、個人メドレーは念入りに見てました。専門種目の選手と、どこか違うのか? わかりませんでした。
わかったことは、1つ。
女子のスイマーは、美人が多いこと。皆さんも感じてるでしょ? ノーメイクで、この美しさ。素材が美形。なにか水と関係があるのかなぁ。
体とスイミングキャップと水着の3点セットも、ほれぼれします。鍛錬すれば、これだけきれいなシルエットになる。
服を着る、理想のトルソー。
こちらは、水玉トルソー。水玉といえば、ご存知、草間彌生姉さん。ルイ・ヴィトンとコラボして新作発表。
岡本太郎先生も、晩年に若い世代から引っ張りだこになりました。彼女もここ数年、なぜか原因不明の人気ぶり。
1960年代にアメリカに渡り、ハプニングとかパフォーマンスとかで世間をお騒がせした彌生さん。中高大学生だった僕は新しい言葉を知り、愉快そうな人生に憧れてました。
新聞・雑誌にも登場しました。大人の記者たちの慌てぶりと思考停止が、記事を読んでてわかりました。
あきれるか、無理矢理解釈するか、バカにしてるか。ぼんやり学生でも、それくらいはわかる。
振り返れば、それが東京のノイズだったんだ。
さて、競泳もあと1日。オリンピックも、あと半分。ここで一つ、景気付けの音を探しました。選手村にステージがあるのなら、ぜひ前半出場の世界中の選手で楽しんでほしい。
ボブ・フォッシーの振り付けで、「Sing, Sing, Sing, 」。