読み終わったら、朝になっていた
17日に帰京して、13日から5日分の新聞朝夕刊を6時間かけてまとめ読み。ニュースに溺れました。
清里では、森林浴してました。森林の中に入ると、とにかく気持ちいい。
まず、製紙会社や商社が、社有林の活用を始めたニュースから。
19万ヘクタールで社有林日本1の王子製紙は、800人が森林維持で働き、管理に年5億円かかる。
とはいえ、輸入材に比べて割高だから国産材は売れない。そこで、間伐材を使ってバイオ燃料づくりを始めた。
ハウス栽培や工場燃料を、灯油から間伐材で作ったペレットに切り替える。
新聞の写真には、三井物産の移動式木材裁断機が出たました。巨大アームが10本ほどの樹木をわしづかみして、またたく間にペレットにする様子。
これ、運転したいよねぇ。大型特殊車両は、頼もしい。僕のチェーンソーの1万倍の威力。
次のニュースは、アニメ。
広島で、27日まで第14回広島国際アニメフェスティバル開催。63カ国から2110本が集まり、66本を上映するという。
特別プログラムは、ピーター・ロード監督の新作「The PIrates!」上映。東京に来たら見に行かねば。「ウォレスとグルミット」の監督。
シリーズは、全部見ました。好きなキャラクターは、数々あります。ヒツジが団体でオートバイに乗るシーンがありましたね?
乳牛の酒井牧場で飼われていたヒツジたちが、これ。頭と足が黒いヒツジを初めて見る。
「ウォレスとグルミット」のと同じだから、撮りました。そうですねぇ、1時間ほどかけて。
顔を撮りたかったんです。ところが、きゃつらは草を食べるのに夢中で、顔を上げない。じっと、待ちました。
兄弟か夫婦なのか、離れない。1頭が半歩進んで、新しい草を食べると、必ずもう1頭も続く。水のみ場へ行くのも一緒。もどって、また食べるのも一緒。
終始、頭を下げている。
「親父が今年から飼い始めたんです」と、酒井さん。子供がどんどん増えて、ヒツジのサーカス団を結成してほしいよ。
3番目のニュース、「熊谷和徳、再び米国で修業」。
19歳で渡米。35歳で再渡米。その前にライブをやる。
・ひさしぶり「これからショータイム」
9月6日 赤坂BLIZ 19:00 「熊谷和徳 Tap is my life」共演に山下洋輔。
タップが、黒人奴隷のダンスだったって、知らなかったなぁ。そうなんだ。
馬もやります。タップに似た動き。谷口牧場の獣医さんに聞いた話。
「前掻き、っていいます」。
前足を振り上げて、土に穴ができるほど激しくたたく。
「どんな時に、前掻きするんです?」
「頼みた時。例えば、『ご飯がほしい』とか『散歩につれてけ』という時」。
馬は、小学生低学年くらいの知恵があり、ほぼ基本的な意思疎通はできるのだ。
次々に、馬を紹介してくれる。性格も説明してくれるので、聞きながら見ると、様子がそのとおりだからおもしろい。
やんちゃ、無口、優しい。怒ると怖い、という性格の馬もいる。
「お腹がいたい、という時も前掻きをします」。
便秘の症状で、そういう時はマッサージしたり、牧場に放って走らせたりするのだった。
「アメリカの懐に、もう一度自分を預けたい」と、再渡米する熊谷兄さん。アメリカは広大だから、気がすむまで前掻きできるでしょうね。