課題もやるけど、好き勝手もね

15日、夜10時に清里から帰京。

16日、朝7時。疲れているのか、玄関でカメラをタイルの階段に落とす。5〜6段転がって止まる。目の前、真っ暗。点検しましたが、無事(を願う)。

一眼レフは、ボディがダイキャスト製だからなのでしょうか? それとも、バイクのヘルメットのように、衝撃を与えたらチェックしてもらわなければいけない?

とりあえず、日曜恒例の陶芸教室・入門クラスに向かう。

7月8日から通ってます。9月最終日曜日まで、あと2回。

教室のことは、今までに書きました。でも、作った物を1回も写真に撮ってませんでした。よね?

入門クラスは、まず筆立て(清里で入手した、巨大唐辛子を立ててみる)・花筒・小鉢を課題で作りました。カタチは大同小異ですが、サイズが違えば、難易度も違う。円筒形と円錐形でも作業が違います。

大まかな手順。

・1週目 カタチを成形する → 保湿のためビニール袋をかぶせて保存

・2週目 上下をひっくり返し、ヘラで削って、高台(リング状の下の土台)を作る → 素焼のため1週間保存

・3週目 窯で焼くにはサイズによって値段が違うから、計測を依頼する → 素焼・本焼の焼き賃を払う 

・4週目 素焼き完成 → 高台にスペーター(撥水液)を塗り、全体に釉薬をほどこし、本焼に回す

・5週目 完成に酔いしれる → 誰もが、自分を天才だと勘違いする

経験者には、退屈。未経験者には、意味不明。すいません。

最初は、粘土選びから。

白土と赤土の2種類がある。どちらか選ぶのは、もちろんお好み次第。

同じ釉薬をかけても、完成品の色が違ってくる。焼成した時の、収縮率も違うと先生に言われる。

次に、カタチを作るための、ろくろの回転になかなか慣れません。各種あるヘラの選び方もわからない。高さを積み上げていく、つなぎ目がきれいにいかない。

失敗したり、気に入らなければ、どんどんやり直す。気楽です。

焼きの段階に入って来ると、いよいよ釉薬選び。第1号の作品は、素直に外側・内側にまんべんなくかける。

2作品目・3作品目になってくると、色違いの釉薬に手が伸びる。手前の小鉢がそれです。

外側の一部だけ、わざとかけなかったりもする。左奥の円筒形の花筒です。

売ってる粘土は、白土でも赤土でも、拳サイズ2つ分。

けっこうボリュームがあるので、課題の物1個を作ると、粘土が余るんです。

教室で保管はできず、雑巾に包んで持ち帰るのが決まり。なるべく軽くしたいから、なんかを作らねばならない。

お約束のヘビ、やってみました。指間のウネウネを活用して、巻いて。それだけじゃ芸がないから、Who am I? と彫る。

花鉢も作りました。本来、入門者は、表面をきれいに整形することを訓練するんです。

でも、外れることが好きだから、ついゴツゴツしたカタチを試したくなる。

そして、センターに水抜きの穴を開ける。ろくろの使い方
が慣れてないので、直径3cmもある巨大穴になってしまった。

どちらも、釉薬をかける前に、底にスペーターを塗る。そうしないと、焼成した時に窯の棚板に、釉薬が垂れるのだそうです。

「棚板一枚8000円する。棚板を壊すか、あなたの作品をオシャカにするか?」。さぁ、どうする、どうする?

頭が、小林太郎の「飽和」になる。