栗の町、長野県小布施町の予告編も
ひとつのことを覚えると、夢中になって同じことを繰り返す。
PCでDVDを見られたので、「大菩薩峠」「大市民」「革命の夜、いつもの朝」を立て続けに見る。まさに、3本立て「残り物名画座」。おやつピスタチオ態勢、準備よし。
「大菩薩峠」は、ご存知市川雷蔵の映画。無明の闇を歩く机竜之介を演じて、あまたのご婦人を「雷(らい)様ぁ」と言わしめた。時に29歳の主演。
そういえば当節、ニヒルって言葉聞きません。虚無が、お笑いになってしまった。二枚目には、生きにくい世の中。
「大市民」は、植木等と左幸子主演のNHKテレビドラマ。和田勉さんが演出。
日本の人口が1億人を突破した1966年に放映。現在は老人天国の近郊団地。50年前は、団地がピカピカの生活モデルだった。「大市民」とは、実態が「小市民」のアイロニー。
「革命の夜、いつもの朝」は、1968年ソルボンヌ大学の「パリ5月革命」を描いたドキュメンタリー。
同時代に世界では、アメリカ・コロンビア大学「いちご白書」、日本では全国の大学で「70年闘争」があった。
だったよねぇ、でも3本立て休憩なしは疲れる。
目を休めるには、遠くを見るに限る。
世田谷にポツポツある小さな農園に、栗の木を見つける。9月12日に小布施(おぶせ)に一泊したのを思い出す。
長野県小布施町は、栗で有名。ぜひ栗拾いをしたいと出掛けました。
どこに栗農園があるかまで調べたのに、
「さて、まだちょっと早いんじゃないかなぁ。あと、2〜3週間後なら、やってるはず」と、駅長に言われる。
味が微妙に違う、いろいろな品種の栗があるという。「どれでも、いいんですけど」とすがりたい気持ち。でも、開園時期まで調べなかったのが不覚だった。
町を歩いていると、工事やってました。
さすが、栗の町はやることが違う。歩道は、敷石ならぬ敷木。木は、もちろん栗の木。工事やってなきゃ、足元に気付きません。
「雨水がたまって、接着材がはがれたので」。最初は、何を言ってるのかわかりませんでした。
コンクリの歩道ベースに、腐食防止液につけ込んだ栗の木ブロックを貼付ける。町の美観だけでなく、廃棄物削減とかヒートアイランド対策にやっているのでしょうか?
でも手間がかかるねぇ。ブロックを一つもらう。
小布施町の話は、また別の日に書きます。
僕もね、せっせとピスタチオ食べて、殻を溜めてます。
腐食防止液につけ込んではいませんが、舗装用です。どこに敷きつめるかといえば、鳥の家。
去年から、けっこう鳥の家の写真が溜まってきました。いろいろなデザインを10軒ほど工作して、1本の木に取り付けて、鳥に分譲しようともくろんでいるんです。
その時、どの家のフロアもピスタチオの殻。なんとなく「このフローリングが気に入った」とチュンチュン鳴きそうでしょ?
散歩から帰宅すると、「森の遊歩隊」から10月の予定表が届く。
誰もが歩かない山道を歩く「森の遊歩隊」。10月は箱根。とはいっても、例によってバスで行けるような所は歩きません。
姥子(うばこ) → 防ケ沢 → 駒ヶ岳 → 箱根園のコース。芦ノ湖を東側から望む絶景を3時間かけて歩く。芦ノ湖は、周囲を山林が覆ってます。その林間って、歩けるんだね。
リーダーの益田さんは、有名な場所だが、誰もが未体験ルートに誘う。今回は、残念ながら予定日が合わない。