レジェンドの息子は、コーヒー農園主
ORGANIC Gourmet Coffee。ブランド名はKilambe。中米はニカラグアの産。
26日の後日談。成城学園の上島珈琲店で、コーヒー豆を挽いてもらう話。
手にしているのは、「カメだっち」からもらった豆。もともとは、彼の同業カメラマンがニカラグア土産で買ってきたもの。
彼はコーヒーミルを持ってないので、僕にくれた。ところが、僕も持ってない。上島珈琲店で訊いたら「無料で挽いてくれる」という。
日をあらためて、さっそく、持ち込みました。
「お買いあげいただいた豆を、挽く」という意味だったんですよ、これが。そりゃ、そうだ。テナント料と人件費と電気代をかけて、なんで客でもない人の豆をタダで挽こうか?
で、店に並ぶブラジル豆を買う。
無事、2カ国の豆が挽かれる。
「ところで、ニカラグアはどんな味がするんです?」
「コクがあります。香ばしいかおりです」。
どれも同じ味に感じるから、コクといわれてもね。
皆さんは、コーヒー専門店でくれるチラシを見たことあるでしょ?
豆の品種が、書かれてる。
ティピカ、カツーラ、カティモール、カトゥアイ、ブルボン、ムンドノーボ。もう、農家気分。
味覚のチャートもある。左右・上下の指標に、豆の味覚がポイントされてるやつ。
左に酸味、右に苦味。これからして、よくわからない。酸味の反対が、なぜ苦味なのか?
上下の指標は、わかる。上が、さわやか・あっさり。下が、コク・しっかり。要は、薄いか濃いかってこと。
アメリカンと呼ばれる、お湯で薄めたようなものは論外。しかし、エチオピア豆のように本来「さわやか・あっさり」味というのがあったんです。
で、とっておいたMARLEY COFFEEの袋を取り出す。「ジャマイカ豆はどんな味だろうか?」と。
9月にやってたドキュメンタリー映画「ボブ・マーリー」。キューバ映画を見て、次回のロードショーのポスターが売店に貼ってありました。
合わせて売ってたのが、MARLEY COFFEE。商品名はONE LOVE「さあ、心を合わせて幸せになろう」。買いました。今、読んでみたら、これがエチオピア豆。
えぇ、ジャマイカ豆じゃないの?
「父は、ナイン・マイルにある農場の出身です。父の夢は、いつか再び畑にもどることでした」。
レジェンドの息子、ローハン・マーリーの言葉。
1999年、ローハンはブルーマウンテン山脈に52エーカーの土地を確保。2007年にオーガニックコーヒー農園を開き、コーヒービジネスを始める。
最高品質で名高いブルマン豆は、ジャマイカ産だったんだね。知らなかった。
JAMAICA BLUE MOUNTAINは、標高800〜1200mで栽培された豆でした。
どんな所かといえば、太陽と霧と雨の熱帯雨林。バナナやマンゴーと一緒に生えてる。行ってみたいねぇ。
ブランド名MARLEY COFFEE。今じゃエチオピア・中米の豆も扱っている。
ローハンのお婆ちゃんは、野性の豆を天日で干して硬い皮を取り、焙煎して毎朝飲んでいたらしい。
いい風景だなぁ、老婆とコーヒー。