「キミも元気だせよ」とYMCAが言ってる
夜、出歩くのが続いたので、しばし休憩。
土・日は、昏睡状態。歳はとっても、いくらでも寝られるのは、若い時からの特技。ピタッとご飯時に目を覚まし、食べたら眠くなる。
一応、予定していたものは、すべて欠席。
まず、陶芸教室。教室の隣にある盧花公園。ここには、鬱蒼とした樹木があります。切り株に粘土にあてて、皿を作ろうとしてました。めぼしい切り株10本ほど。
一気に10枚の皿を作る計画が後回しになると、それ以降の予定も「めんどくさい」となる。ヤブレカブレに、なだれ込む。これも、若い時からの特技。
展覧会、映画、図書館など。
・秋、ですねぇ。美しいですねぇ。
流浪の女旅ガラス「迷子だっち」から連絡あり。
・今日、突然思い立って、ぎりぎりで予約して、銀座のエルメスで映画を観てきました。「夏時間の庭」を観ました。久しぶりのフランス映画、予想以上におもしろかったです。
ジュリエット・ビノシュ主演ですから、予約はしてました。そうでしたかぁ。予定通り行けば、「迷子だっち」に会えたんだね。
・土曜には御嶽渓谷に紅葉を見に行きました。代々木公園も色づき始めていたので、都心の公園めぐりも楽しくなりそうです。近々一緒に散歩できたらいいですね。
行きましょ、行きましょ。
お互い、やることが気分次第だから、予定を立てて行動することが苦手。気まぐれ同士が同一行動とるのは、意外とたいへんなんです。
たとえば、柿。
ポタっと、10個ばかり落ちてました。カラスがつっついた柿。
「今年の柿は、味が悪い」とか「お土産に、一つ持ってこう」とか、いろんなこと思いながら食べたんだろうなぁ。皮だけの柿は、よっぽど美味かったんだろうなぁ。家族総出で食べたのかなぁ。
と30分は、その場で想像する。そんな、気まぐれ・寄り道。
引きこもっていると、長男坊から動画が来る。
挙式後、2ヶ月経ってから結婚披露パーティをやり、その時会場で流した動画。奥田民生の楽曲「ええねん」で、会社や母校の仲間たちがフリップを出すしかけ。
今どきは、「ええねん披露宴」が流行っているんだって。
幹事の山本英一郎兄さん、ネクタイを頭に巻いて演奏。合わせて、「愛があれば、ええねん」「2人で飲めれば、ええねん」「ど〜んとしてりゃ、ええねん」「腹が出ても、ええねん」と続く。
おもしろいねぇ。
「嫁が夫より頭が良くても、ええねん」。これは、次男坊のフリップ。その通り。
「手料理が作れなくても、ええねん」。新婦の妹さんから。勤労夫人は「私に女房が欲しい」。
「怪獣同盟で、ええねん」は、新郎のサークル仲間。学生時代は怪獣だったんです。
「歴女で、ええねん」。これは、新婦が国文科卒の歴史好きを知ってる学友から。
可笑しくて、やがて泣ける。僕も人の親。
挙式をしたのは、明治神宮。
その時の祝詞が気になってました。「いったい、何を言っているのか?」。
・掛(か)けまくも、畏(かしこ)き明治神宮の大前を、拝(おろが)み奉(まつ)りて、恐(かしこ)み恐み白(もう)さく
なんとなく、この口調を聞いたことあるでしょ?
つまり、わかりやすく言うとですね、
言葉に出して申し上げることも、恐れ多いことですが、謹んで明治神宮の大神様に申し上げます。
書き言葉にして、初めて理解できた。
・真名男(まなお)と真名女(まなめ)とが、妹背(いもせ)の契(ちぎり)を結び固むるによりて
ここのフレーズは、神官の声も聞き取れました。
・高砂(たかさご)の、尾上の松の相生(あいおい)に玉椿
祝詞は、なんとめでたい風景を描写していたのでしょうか。夫婦松の元には、鶴と亀。
神宮に頼んだら、原語と口語訳のプリントをくれたので書けたこと。
「ええねん動画」の続きは、親父の時代の楽曲で挙式風景を映してました。そう、皆さんもご一緒に。「YMCAで、ええねん」。
同期入社の山本英一郎兄さん、力作をありがとう。