アイデアをシェアするって気分いい
六本木・ミッドタウン。21_21 DESIGN SIGHTやサントリー美術館以外は、買物フロアとオフィス、ホテルだとばかり思ってました。
何棟かありますが、タワー棟5階にあるDESIGN HUB。
「もちかえる展覧会」をやっていて、持ち帰れる物ならなんでももらいたいから初訪問。
7日に開催されたのは「新しいソーシャルプロジェクトのカタチとは」。クリエイター18人が実践している社会貢献活動報告。
時間前に到着する。会場前スペースに、18のテーブルが並び、活動を紹介したテキストと作品・道具が少々置かれてる。
いわゆる作品展ではありません。テキストを読まなければ、何のための展示物なのかはわからない。
これは、と自分の感覚にピタッときたのはテーブルの構成。
ゴミを集めて、透明アクリルの天板を乗せてるテーブル。ポリタンク、椅子の足、自動車部品、木製パレット、スケートボード、ドラム缶、金属パイプ、PC部品、漁網。
すべて生活ゴミ、産業廃棄物。
解体して分別された部品が集まると、とんでもなく美しい体積になる。君知るや、このアブストラクト。ユンディ・リの音がふさわしい。
今回のプロジェクトを主宰した福島治さんの説明では、株式会社ナカダイが協力した。
調べました、モノ:ファクトリーを運営している会社でした。歩かないと、出会えなかった会社。
来年、群馬に行くぞ。
なんつうても、物の材質感でしょ。機能感でしょ、部品感でしょ。
さて、当日活動を発表したクリエイターは3人。
・鈴木菜央さん
月間読者が15万人のウェブマガジンgreenz.jpの代表理事。
・米良はるかさん
ネットREADYFOR?で、個人の夢を受付け、と同時にそれに賛同した支援金を受付ける。
・本村拓人さん
株式会社グランマを創立し、南アジアを中心に低価格で良質な製品開発をしてる。
2時間ばかり聞いてました。各々の組織で、用務員のおじさんをやりたいくらい感心しました。
年寄りに言わせると「今の若者はかわいそうだ」という論調が多い。ほんとかな? と思う。
右を向いても左を見ても、とにかく将来の日本は「出口なし」を基調に語られるでしょ? 違うよね。
老若ともに、ダメな奴はダメ、ヤル奴はヤル。大いに実験し、失敗し、再起し、挫折しては流され、考えては挑戦する。
モノ・コトを「自分ごと」だと感じれば、誰だって動くのさ。じゃあね。