環境・建設・応用理学の中瀬さんと出会う
歳末ですよ、お客さん。
慌てなきゃ、ダメよ。何はなくとも、とりあえず慌てましょう。慌てれば、海路の日和あり。
うんにゃ。
1ヶ月ほど前に、江東区の砂町散歩をしました。史跡めぐりでしたが、どうしても砂町銀座で慌てたくて再訪。
前回は、都営新宿線・西大島駅から現地に向かうルート。同じ道を歩くのはしゃくだから、今回は、東西線・南砂町からバスに乗るルート。
そこまでは、調べた。いつものハンパさで時刻表までは、調べなかった。
駅に着いた時は、12時ちょうど。
11時台のバスは、53分発。「あぁ、タッチの差」。12時台は57分だけ。13時台はナシ。ここは、東京か?
そこに、おばあさんA出現。「スナギまで行くんだけど、出ちゃったんだ」。砂町銀座、ご当地ではスナギ。知ったからには、これから砂町銀座なんてシロウトくさい言い方はしないよ。
どうしようか迷う。その内、おばあさんB出現。AとBは、たちまち病気の話で盛り上がる。
どうしよう、寒いし。AB、買物で損した得したとやってる。
次のバスまで待てないなぁ。AB、近所の人のうわさでうなずき合う。
我慢できずに、駅前タクシーでスナギに直行する。
前に歩いた時は、永遠に続く商店街に思えました。
再訪したら、店店にひっかかっても1時間あれば充分。それに「定休:水曜日」の店が多い。これ、商店街の常識?
圧倒的に、総菜屋。おでん屋は、子供プールほどの特注鍋を店頭に出して商売繁盛。サイズを見れば、誰でも驚くよ。おでんの海だから。
「指定上ばき、あります」は、履物屋。六砂小、亀高小、北砂小、小名木川小、砂町小、四砂小。
通学帽や学生服・体育着は二南中、砂中、三砂中、四砂中御用達。
台車で焼き芋売りの3人組が通りかかる。ベルを鳴らしながらボーカ・ピープルのように唱和してました。
あいにく、力うどんを食べたばっかりで。
この日、スナギともう一つ目的地がありました。門前仲町にある深川東京モダン館。
昭和7年関東大震災後に復興建築された深川食堂で、これも先月の砂町散歩で知りました。
2階建ての小さなビルでした。
数々、江東区や下町ゆかりのイベントをやってます。
1階は、カフェ・おみやげ販売そして観光案内。「ぶらりマップ」を入手する。門前仲町編・清澄白河編・森下編・亀戸編。
残念ながら大島編と砂町編は売り切れだった。全部タダだけど。
「江東ドボク新観光マップ」は、土木好きにはこたえられない。「立体地形図」なるものを手に説明をしてくれたのは、江東観光ガイドクラブに所属する中瀬さん。
荒川をはさんで、江東・墨田・江戸川区のゼロメートル地帯が、どんだけ陥没してるか一目瞭然の模型。北十間川や旧中川までも山脈のよう。
「4時にボランティアが終わりますから、近所を案内しましょうか?」。願ってもないことで。
伊能忠敬旧居跡、渋沢栄一旧居跡、佐久間象山砲術塾跡、赤穂浪士休息地、食糧ビル跡。ここらあたりは、うれしかったけど、「ぶらりマップ」にポイントされてるかもしれない。
裏うらを歩いて着いた先が、とある三軒長屋。の軒下。
ホウロウのプレートに、深川区福住町1丁目。市区改正前の地番。よくぞ、ご無事で。
してまた案内されたのが、テラコッタの写真のビル。
「イベントスペースとか、建築設計事務所が入っているらしいです」。思わず裏門から2階まで上がっちゃいました。
出会ったばかりなのに、中瀬さんのセンスはすばらしい。
・江東エコリーダーの会
・江東自転車エコライフの会
・お江戸舟遊びの会
・江東区の水辺に親しむ会
・海辺づくり研究会
いやぁ、ご一緒したいことやってますねぇ。海洋観光研究所の環境カウンセラーでもある。まいったな。どうも、来年は江東区通いが増えそうだ。