手拭いかぶりジャクソンズを想像する

門前仲町にある深川東京モダン館で知り合った中瀬さんは、とにかく活動的。

海辺遊び、舟遊びの大先輩。

もともと、彼は環境調査を仕事にしてきた人。エコロジカルな視点がベースにあるから、僕とは深みが違う。

活動報告は、逐一彼のブログで読める。

27日に自転車仲間と行った先は、隅田川・築地・丸の内。東京駅の投影は、想定外の人数が集まったので中止された記事を読みましたが、その時、彼もそこにいたんだ。

下町は、地形がフラットだからサイクリングも楽しいでしょうね。寒いでしょうが。

出会った19日、最後に案内されたのが永代橋

江東区へ行くには地下鉄が便利。新宿線半蔵門線大江戸線東西線。すべて、隅田川の下を通ります。でも、その意識はない。

東西線門前仲町駅は、江東区茅場町駅は、中央区。間を流れる隅田川に架かるのが永代橋

中央区の新川1・2丁目を指して「これが霊岸島です」と。よく見ると、確かに隅田川日本橋川亀島川に縁取られて島になってる。

地上を歩かないと、江戸っ子リアルにはなれない。

草森紳一兄さんが住んでいた永代橋のたもと。

本が山脈をなし、崩れてトイレのドアを塞ぎ、出られなくなった兄さんのマンションはどこにあったのだろうか。

大部な本を、よく著きました。

A3サイズは、ご存知ですね? A4の倍。コピー機の用紙補充を経験したなら、A3を1袋かかえた時の大きさと重さは忘れられないでしょう。

「江戸のデザイン」は、そのボリュームがあります。

僕の読書姿勢は、たいがい布団の中。寝そべって読みます。上記重量の本は、どうやっても読めない。

どうしたか? 本日読むと決めた章をコピーしました。1章あたり、A3で10枚前後。読めることは読めるけど、全章これをやり通す暗澹。

初版本はあきらめて、簡易版で、再度図書館に申し込む決意をした12月の蔵出し話題でした。

そうそう、手拭いのこと。

伊勢辰の錦絵には29種のかぶり方が紹介されてます。

・(代表的な)あねさん ひょっとこ ふきながし 道行

・(他にも)やぞう てっか けんか すっとこ 若衆 小姓 よしわら いなか女 こめや よみうり 水入 道中 女道中

・(鉢巻きなら)むこう だて ねじ よこ おんな うしろ

ジャクソンズも、手拭いかぶりで演るとおもしろんじゃないか。