やっぱり、中級コースだけありました

昨日の体育系「部活」に続き、文化系もスタート。

陶芸教室・中級コース。3ヶ月間。

入門コースは、日曜日。初級は、土曜日。そして、中級は金曜日。

たいがいの人は、自分に都合のいい曜日で選びます。一回参加したコースの曜日を移動しません。おのずとメンバーと仲がよくなる。増々、移動しない。

コース名称は、ほとんど意味をなさないんです。

反対に、僕は腕の上達に関係なく、いろいろな先生に教わりたいからコースを移動しようと、半年前に始めた時から考えてました。

転がる石のごとく、3ヶ月ごとに新しい先生・仲間と出会う。陶芸教室でも、さまよってます。

さて、入門・初級とやってきて、「中級も同じだろうと」とたかをくくっていたら、大間違いだった。

黒板に、十干(じゅっかん)と十二支が書かれてる。そうです、遅刻したんです。

ご存知でしょうか? 十干。

甲・乙・丙・丁と続くやつ。戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)で合計10。

一方の、十二支は子・丑・寅で合計12。

最初の組み合わせは、甲と子で「甲子園」の甲子(きのえ・ね)。次の年が、2番目の乙と丑で、乙丑。10進法と12進法を組み合わせて、60の年の読み方がある。

還暦のいわれ。

ちなみに、平成25年は、癸巳(みずのと・み)。ですから、来年は甲午(きのえ・うま)となる。

なんで、先生はこんなことを教えているか?

陶芸って、つくづく古くからあるんだね。銘を記す時に、その年も書く。年号を書く。したがって、西暦何年の作陶かは一発でわかる。

昭和は、元年と61年目が同じ。60年以上ある年号は唯一。

おもしろいでしょ? しばし動けないほど感心しました。中級コースになって、俄然おもしろくなってきた。

アクラム・カーン

課題製作もある。

初回は、蕎麦猪口。底6cm・口8cm・高さ7cm。厚さ3mm。

こんな小さいの作ったことないから、往生しました。とりわけ厚さ3mmが、超難関。今まで、10cm以上、厚さ5mm以上ばかりだったので、繊細な腕がいる。

もっとも縁遠い、繊細という言葉。叫びたくなる。

自主製作時間もあるから助かった。コーヒー袋のドンゴロスで紋様をつけて遊ぶ。ヒャッキンで、整形に使う調理器具もそろえた。

ところで、冬に粘土遊びを経験した方なら、おわかりでしょう? 粘土の冷たさ。練るのがいやになるくらい冷たい。

最後に道具のかたづけ。こびりついた粘土を水道で洗います。これまた、しびれるくらい冷たい。

6本の水道管の内、2本がお湯とわかった。蝶が飛ぶほど、うれしかったね。