あの女の子、名前は知らないけど

高齢者の皆さん、「高齢者インフルエンザ予防接種」のお知らせは届いてますか？

予防接種法なるもので、インフルエンザには予防接種が一番だから、強制はしないけどやったほうがいいよ、という案内。

高齢者とは、何か？

鉄道・バスが乗り放題のシルバーパスは７０歳からだと、先日７０歳の人から聞きました。映画の老人割引は、６０歳から。予防接種は、６５歳から。

弥縫なんて言葉がわかるのは、高齢者。

びほう。取り繕いの意。いかにも姑息です。僕がやってる水泳・テニスも、健康志向というより、弥縫のほうがしっくりくる。健康という言葉に恥じらいがある。

鬱屈してるよねぇ。病んでます。

心当たりがある方は、手を挙げてもらいたい。

でも、去年末からいろんなのに罹っているから、やっといたほうがいいのかなぁ。

話によると、筋肉注射をするらしい。なんじゃ、そりゃ？　けっこう痛い注射で、後ほど筋肉が腫れるほどだって。

ここから、筋肉の脇道にそれま〜す。よそ見しないで、足元にも気を付けて。

やってたのはスカラ座。

有楽町・銀座界隈は映画館がたくさんあります。宝塚劇場の地下がスカラ座とは知らなかった。初めて入場。

「何時からですか？」

「フランケンシュタインは、」と言いかけた切符販売係員。間違いに気付いて照れ笑い。好きだよ、キミ。

約６００はある座席に、お客約１０名。ミニシアターではよく経験するけど、東宝系列でこの惨状はただごとじゃない。　　

んじゃない？

「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」以来、監督の追っかけやってますから、そんなことは、どうでもいいけど。

科学少年ビクター、愛犬スパーキーが唯一の友だち。スパーキー、事故で死ぬ。学校で習った実験を自宅屋根裏部屋で実施する。

実験とは、雷の電気でスパーキーを刺激するもの。ビリビリと犬の筋肉が震える。インフルエンザ予防接種も、こんな状況だろうか？

よみがえったスパーキーは、弥縫状態。つぎはぎだらけ。不器用な縫い目って、いいよねぇ。

禁断の実験を、無理矢理ビクターから聞き出す女の子の顔が、これまたいいんだ。

おかっぱで、眉毛が濃くて、歯がガチャガチャで。

誰かに似てる、似てるなぁ。映画を見てから２週間。ずっとひっかかってました。

ポロっと落ちるように、思い出しました。もんたよしのり。あぁ、よかった。今夜は、ぐっすり寝られそうだ。

高齢者の皆さん、寝る前に聴いてください。