記者たちは、ニヤリとしながら書く

朝日新聞の竹石涼子記者へ。

やっぱり、記事を書きながら笑ってましたか?

テレビで、どこかの動物園で赤ちゃん誕生のニュースってよくあるでしょ? 紹介するアナウンサーって、笑みがこぼれてるでしょ? 

涼子記者も、いろいろな記事を書いてご多忙の毎日だと推察しますが、本文19行の、こういう記事の時は、ニヤニヤするゆとりがほしい。

「1秒にエサ2匹、早食いペンギン」。

国立極地研究所の渡辺佑基助教は、南極のアデリーペンギンがエサをつかまえる状況を撮影することに成功した、というニュース。

小型ビデオカメラをどこに付けたと思います?

ペンギンの頭とか背中。14羽に取り付けたというから、その状況を撮影しておいてくれれば、もっと笑えたのに。

エサは、体長4cmのオキアミや魚。

1秒で2匹ということは、ペンギンはエサを噛まないで呑み込むのだろうか? 

魚の立場になって考えると、今まで隣で泳いでいた仲間が、瞬時にいなくなる。おろっ? って顔になりますよ、これは。

今年も、この手のネタ拾ってます。半月でこれだけ集まった。

小坪遊記者へ。書きながら、笑ってました?

「オヤジは、すぐ・しつこく口説く」。

オーストラリアの研究チームが発表したカニ話。

左右のハサミの大きさが極端に違うシオマネキというカニ。寿命は数年だから、1年経てば立派なおやじ。長いハサミを振って求愛活動をする。

ハサミの大きさ1.6cmに比べ、2.1cmのカニは「すぐに、長時間」振る。

おやじガニの必至な動き、見たいなぁ。ペトルチアーニのSatin Doll

冨岡史穂記者へ。笑ってました?

「動物そっくり星雲に新メンバー」。

アメリカ国立電波天文台が星雲の画像を発表した。

今まで「W50」と呼ばれていた、地球から1万8千光年離れた超新星爆発のなごりで、700光年の長さがある星雲。

詳細画像を見た職員が「マナティに似てる」と、驚喜力説。フクロウ、カニ、馬の頭、猫の目に似た星雲に新しい仲間誕生。

三沢敦記者へ。やっぱり笑ってました?

「ゾウの『はな子』、おにぎりにハマる」。

井の頭自然文化園にいる、今年66歳の「はな子」。1日に食べる量は、80〜100kg。キャベツ、青草、食パンの他に、2升分のおにぎり。

2011年12月に食欲が極端に落ち、そこから飼育員の試行錯誤が始まった。

「メニューを抜本的に見直しました。おにぎりは、ゾウではありえないエサなんですが、好んで食べてます」。

上野動物園のバックヤード見学会を思い出す。

普段、入園者が見られない施設の見学をしたんです。ケージを上から覗いたり、裏手に回って寝ている様子を見たり。

「台所です」と案内された、エサの調理室。家庭のシンク
が並んでました。ガス台はありません。基本、加熱するものがないから。

ただ、調理台は大きい。量がハンパじゃないからでしょうね。

「はな子」の記事を読んでて、動物も年齢に合わせてエサを変えなければいけないんだね。消化器系が衰えているので、繊維質が多いと腹痛になるのだという。

おにぎりを食べる「はな子」は、バックヤードじゃなくて表で見られるのかなぁ?