東京マラソンは30万人も応募してた
ヨーロッパCLに続き、始まりましたサッカーのアジア・チャンピオンズ・リーグ。
リッピ監督、金持ちチーム、中国A代表ぞろい、優勝候補とアウェイで闘って3−0完敗。実力の差がまざまざと。後半、ちょっとだけレッズもゴールの可能性はありました。
ほとんどは、攻めても攻めきれず。相手はちっとも怖くないだろう。これで、Jリーグ3位なの?
ベガルタ仙台は、ホームで引き分け。今年も、アジアCLは望み薄かなぁ。
気分を変えて。
24日は、東京マラソンがありました。
今年は3万6千人が走った。「ワールド・マラソン・メジャーズ」なるものにも認定された。入賞者にはポイントが溜まる仕組み。自動車レースのF1みたいなもの?
抽選でもれた人が、26万人を超えたというのもすごいね。希望者全員は走れないんだ。
10万円以上を寄付して走る「チャリティ・ラン」という制度もある。今回は、寄付に2億2400万円が集まった。
ところが、ロンドン・マラソンは出場者の4分の3が寄付者で、総額60億円を超えるらしい。そんなに集めて、何に使うんだろうか?
東京マラソンは、銀座4丁目交差点がにぎわいます。そんなこと知らずに、やって来ましたエルメスビル。
展覧会と映画会。
おもちゃのプラレールやミニカーを使ってアートするユニット「パラモデル」。
都市を読み解くのもいろいろで、ブルーノ・タウトに触発されるまでは芸術家にありがちです。たぶん、小学生の頃にプラレールで遊んだ世代なんでしょう。
訪ねた時は、ユニットの1人が何やら組み立て中。彼が手にしているのは、透明の塩ビのパイプ。それを繋げて、90度のコーナーパイプで方向転換して、また繋げる。
これも、工事現場と工作テイストで楽しそう。
2人とも大阪出身です。大阪人のモダンアーティストって、信用してます。血と骨がありそうだからね。
ひさしぶりの「残り物名画座」は、「長距離ランナーの孤独」です。
シリトーの有名な小説。脚本もシリトー。小説家が、脚本も書くってめずらしいんじゃないかな。読んでませんが、たぶん小説のほうが優れてると思う。
「怒れる若者」の怒りが、映画ではあまり感じられなかった。前提になる絶望が、のどかだからでしょう。1963年の絶望は、まだステレオタイプということかもしれない。
そして、勝てるレースを途中で放棄して、社会に反逆とするコードも「お約束」だった。リメイクしたら、もっと陰影のある映画になるはずです。現代の怒りは、重層的だから。
東京マラソンには、映画の主人公のように屈折したランナーはいたかな。