「音だっち」ツネツネ3分の2
3月3日なのに、男同士つれだって出掛けました。
「音だっち」ツネツネと、鍛冶の実演。
野鍛冶ってご存知でしょうか? 野良仕事に必要な道具は、なんでも自前で作る。
もともと、百姓という言葉があります。百の仕事をこなす人。分化する前は、1年間に必要な生活技術を100の仕事に例えたオールラウンダーのこと。
その何パーセントかは、金属の道具が必要。道具を自前でこしらえるのも百姓の内。
台所の包丁も、農耕馬の蹄鉄も、洗濯ものを干す鉤も、戸の蝶番も。釘、鍬、鋤と、なんでも鍛冶でやった。鍛冶に必要な道具すら、鍛冶で作った。
千葉県に住む野鍛冶の稲坂徳太郎さんが、草刈り鎌の製作実演をやりました。見とれる。
鎌はホームセンターで買えば1000円くらいでしょうか? 参考に訊いたら、これは1本4500円とのこと。現代でも、彼の鎌をオーダーする人が後をたたないそうです。