あ〜ぁ、気持ちいいってのが一番

世代論が好きじゃないんです。

人の志向を話すのは好き。時代を軽々超えるのが志向だから。

佐藤卓さん、1955年生まれのデザイナー。

ナガオカケンメイさん、1965年生まれのデザイナー。

幅 允孝さん、1976年生まれのブックディレクター。

一様に、気分いいことやってる兄さんがた。共通する志向は、生活デザイン。

六本木のミドタウンで「デザインあ」展のディレクションをやった卓さん。ほんとに盛況でよかった。平面でも立体でも、暮らしの中にある美しさに気付いて欲しいと、いろいろな仕掛けで見せる。

ケンメイさんは、d and departmentの店をやってます。design travelシリーズでは、都道府県別のデザイン旅の本を刊行中。

地方も、デザインをキーワードにして集客・物販・イベントが盛ん。ガチ地縁・血縁に風穴を開ける様子がよくわかる。

允孝さんの仕事は、ブックディレクター。「本の声を聴け」高瀬毅さんが取材した本。

佐野 眞一さんが著いた「だれが『本』を殺すのか」 が出版されたのは、10年以上前でしょうか? 電子書籍登場直前の話。

本は、毎日200点も新刊がある。たとえていえば、毎日200種類のインスタントラーメンが新発売されるようなもの。一ヶ月で、6000種類が新発売!

「好きな本が見つからない」のは、あたりまえ。

「だったら、ご案内いたしましょう」というのが、ブックディレクター。それも、本屋さんという場所だけではなくて、戸外あり、企業ショールームあり、美容院あり、病院のホールでも。おもしろい、本の活かし方。

個人の本棚は、本人が意識せず「本棚編集」をしているもの。それを商売にしたのが彼。

親が聞いたら「それが、お金になるの?」感があって、いいよね。

Michael Kiwanuka