スーザンは、殺すと脅されてもやめない

サッカーACLベガルタ仙台FCソウルに1−0で勝ってグループ2位に浮上。ホッとする。

昨日の柏レイソルに続き、連日ホームでの日韓戦。

ヨーロッパCLほどのスピード肉弾戦ではない。アジアはやはりターゴ稲作系サッカーだね。

我が敬愛する都築響一さんが、またまたおもしろい本をだしました。
ヒップホップの詩人たち」。根っからの編集者です。カメラ付き編集者。書ける編集者。

映画「サウダーヂ」に出た田我流兄さん以下、地方のラッパーを取材した本。

・生まれた時から不景気で、団地暮らしの母子家庭。生活保護をもらって育ち、長じて暴力・金・ドラッグ。

これ、地方だけの若者像だろうか? 東京だって、山手線から郊外に30分も電車に乗れば同じじゃないかな?

・仕事といえば男は肉体労働、女は風俗でおしゃれといえば量販店もの。

響一さんが目をつけたのは、ラッパーたちの言葉。

広告会社のマーケティング発想でこねくり回した言葉が、どんどん現実の世界から遠ざかるということ。

・動画サイトで100万ヒットするんだから、東京に表現の優位性などは無い。

「なんも無ぇ」とは、地方の若者がよく言うこと。憤怒のマグマが紅蓮の炎となって地表に火の粉を散らす。

これが、日本だけの「出口なし」状況と思っていたら、アフガンでもありました。

女性のラップ歌手、スーザン・フィルーズさん。

げに、どこまでいっても叫びの種は尽きまじ。日本すら表現の優位性などは無い。