目標をたてるから、「べき」になる
同一労働なら同一賃金。まっとうながら、正規と非正規社員間で、どこまでいっても妥協がみられない。
正規社員も、入社3年以内に3割はやめる。これも50年前と変わらないよ。
大学の学部や専門学校も、履修した学びで仕事ができるのは1割程度じゃないでしょうか?
生き方系の本で「ぶれない生き方」をアドバイスする著者は、恥知らずと僕はにらんでます。
だからね。
日本・中国・欧米など13カ国に店があるユニクロが、世界同一賃金を打ち出したニュースは、「ぶれてるすき間」に竹のモノサシが1本通ったみたいで驚いた。
岡山県の家業からスタートして60年余。柳井先輩のやることは、いつも本気。サラリーマン社長じゃできません。思想が共産主義だからね。
万国の同志役員、同志部長、同志社員、ウラー。
明鏡止水の賃金体系になじめず、やめていく新人は5割。もっと多いと思ってました。
「ソース」ヴォイス刊。サブタイトルは「あなたの人生の源は、ワクワクすることにある」。
SOURCE=自らの源泉とでも訳せばいいのかな? やりたいことをとことん自問すれば、道おのずから開ける。
この手の本は、どちらかというと閉塞感を持つ人に希望を与える本として読まれます。つまり、ユニクロをやめた5割の人向けだと。
でも、依然としてユニクロで働く5割は、すでにワクワクしているんです。販売するという好奇心。根っからのあきんど。
第2部。誰もが信じているウソが列記されてます。
責任感、ヤル気、能力、上手、決断、妥協、優先順位。最後に現実的になれというウソ。
著者のマイク・マクマナスさんは、落語が好きだろうなぁ。