ピンときたもので、買物します

用賀駅の本屋で「足軽の誕生」早島大祐著をさがす。

案の定「お取り寄せになります」だった。ゴールデンウィークなので、来るまで時間がかかると言われる。

室町時代は怪しい、と踏んでます。

粘土遊びをやるようになって、絶品の器は室町時代にありと知りました。一方で、応仁の乱。恐怖政治、将軍暗殺、御家騒動。町には、強盗殺害あめあられ。

頽廃の闇夜に暗躍するならず者、これすなわち足軽だってさ。江戸時代じゃないんですよ。

注文してから、店内を一巡り。ピカピカの本が多いよ、相変わらず。

どうピカピカかというと、サラリーマン向けにサラリーマンやってたら到底無理な仕事術を諭す本だらけで。

本に書かれた効率術なんて、何の役にもたたない仕事量。媚びるな、というならリーマンやめなきゃダメだし。前例がないことをやれば、確実に浮くしね。

この手のハウツー著者は「変わり者」が多い。情けない親を見て育ったとか、ハーバードやコロンビア留学したとか。年齢不相応な早い自立心や勘違いの万能感で、自分がなれなかったスティーブ・ジョブスや戦国武将をイメージして語る。

罪が深いよ。

楽天の三木谷兄さんが、電子書籍で鼻息が荒い。

端末は格安で売り、電子書籍に出てくる商品を本業の通販に落とし込む計画だという。「たとえば、漫画に登場するワインがすぐ買えるようにする」。

銀行マンが融資案件を扱って、「それなら自分が事業をやろう」と楽天を始めたのは、そんちょそこらのハウツー著者とはダンチで違う。

でね、

誰が、そのワインを買うか考えた。たぶん、ハウツー著者の言葉に納得する人だろうと。めんどくさがりの人は、まんまと乗っかる。

足軽にあこがれる僕は、漫画にレゴが出ても買いません。ハンガーにレゴがくっついているのを見た時は、つい工作したくなり買う気になった。めんどくさい性格なのだった。

ブン大将