桃太郎のモデルと言われる?カクレモモジリ

図書館のパソコンで検索すると、目当ての本の番号はKが頭に付く番号でした。K K K・・・っと。

Kの棚をさがしてました。

図書館の本棚の番号は、基本1、2、3・・・と数字順に並んでます。本自身は、分野別にA B C順に配架され、さらにその下の数字はノンフィクションならタイトルの50音順に並びます。フィクションなら、著者名の50音順。

ところが、本棚はJで終わって終了。Kが収まっているはずの棚が無い。館員に訊くと「それは児童書です」と言われる。こどもコーナーに移動。

なばたとしたか著「こびと大百科」は、児童向け。観察フィールドガイドとあったので、大人向けのものと勘違いしてました。

これは、カクレモモジリ

・コビト網   亜胚目 退触頭科 モモジリ属

・体長     約15cm

・せいそく地  桃園など

熟れた桃の実に寄生して糖分を吸って暮らす。青い果実には興味がない。歯が無いから、しゃぶることしかできない。体全体から、桃のにおいがする。ほっぺと尻が赤い。

個体分析の次ページから、桃園をさまよい歩くカクレモモジリ実写写真登場。フルーツバスケットに入れられ「まちがえて出荷されることがある」とコメント付き写真もある。

そもそもカクレモモジリは、野原や畑にすむコビト。

「大百科」ですから、他に3種類のコビトも紹介されてました。山や森にすむ、水辺にすむ、人の近くにすむ。

家にいて、下記の現象があったら、それはイエコビトの所行。

トイレットペーパーのヘリが三角に折れてる。シャンプーをしてる時、視線を感じる。目覚まし時計が鳴らない。猫がどこかをじっと見ている・・・。

126ページなのに「大百科」ですから、さくいんやシルエットクイズ付き。

著者のなばたとしたか兄さんは、こびとづかんのホームページを持つ専門家。グッズも販売してた。

思い出しました。用賀神社の祭りで、射的の景品にカクレモモジリのぬいぐるみがあった。

2011年時点で22刷ということは、そうとう売れてる本だね。

マリア・パヘス