咲いた花を見ないと、名前と一致しない

大学が高校生を対象にキャンパス見学会をやるのは、駅のポスターなどでよく見ます。

高校も、中学生向けに見学会をやるんだね。園芸高校の校門で、在校生が中学生と父母を出迎えてました。ついでに、この高校の事情も訊く。

予想したとおり、園芸家の子どもばかりでなく、「ただ、農家に興味がある」から入学した子も多い。2時間かけて通学する子もいる。

学校開放日に合わせて、バザーも実施。

授業で育てた花、圧倒的にバラを売ってました。「市価の3分の1くらいです」と説明される。それぞれ、張り紙に品種名が出ている。どれを見ても、なじみのない名前。

つぼみのもの、「クリスチャン・ディオールです」と言われて足が止まる。

「四季咲きです」。1年に1回咲くよりお得感があるよね。500円。係のお兄さんが、図鑑を開いて説明。

「決定版 バラ図鑑」講談社刊。「類書中最多! 914品種のバラにひたる」と帯にあった。

花形も大きく完璧で、真っ赤な花が咲くらしい。その色は、赤花の目標になるというからすごい。バラと聞いて、普通の人が頭にえがくものなんだろうな。

ウドンコ病に弱いのが残念。

さて、高校キャンパス内にあるバラ園で4月22日に植えた、僕の苗の成長具合を確認に移る。

1ヶ月弱前に比べ、あっちこっちバラ満開で状況が変わり、どこに植えたかわからない。品種名も忘れた。とにかく、丈が30cmほどのモノ・・・。

柵、水道栓、歩道などをたよりに位置をはかる。園の外に出て、方角を確かめたり。それほど広くない敷地を30分歩いて、やっと発見する。

まだまだ、全然咲いてない。

品種名「デンティ・ベス  ピンク、紫色の芯との対比が美しい。一重」。さらに、1926年 イギリス:アーチャー作とあった。植物も動物も鉱物も、すべからくアンティークなのだ。

バッハ 二重協奏曲