校長先生・デルボスケ監督の汗

6月30日で、2013年の前半終了。

テレビのスポーツ番組を避け、結果が載ってる夕刊も見ないで、録画放送を待つ。

サッカー・コンフェデ杯の準決勝2試合目は、スペインvsイタリア。去年のユーロ決勝と同じ。スペインが4−0で圧倒したので楽勝と予想するも、均衡したゲームで楽しかった。

90分で決着つかず。後半は、両者疲れて間延びする。

延長戦前半になると、俄然スペインが元気になる。惜しいシュートの連続。後半もスペインのポゼッションで、これで決まりのシュートをブッフォンが止める。

とうとう、PK戦。大会で初。1−1、2−2あたりから緊張が高まる。心臓バクバクで、楽しい。

「見てられない」とデルボスケ監督は、1人ベンチに下がってしまった。親が、助けてあげられない子を見る心境。祈りです。3−3、4−4。このスコアまで、どちらも失敗しないPKはめずらしい。

監督の顔から汗が吹き出す。最後も5−5。

監督、目が真っ赤に充血しだした。キッカーの緊張が伝わってくる。なんだか、と殺場に向かう牛と同じ。突然死サドン・デスになって6−6。まだ決まらない。

7点目になって先攻イタリアのボヌッチ、ついにゴールポストの上に飛ばす。この時、後攻の選手の心境やいかに? 自分もはずしていいんだ、とリラックスできるか? ヘススナバス落ち着いて、決めた。

ここまで蹴り合うのは、めずらしい。

ここで、やっと夕刊を開く。

赤道近くのスタジアムで、気温30度。だから、動きがにぶかったんだ。

決勝は、スペインvsブラジル。無敵艦隊の黄金期は、まだ続くのだろうか? ホームだから、ブラジルが勝つか?

クラムボン