関東は、江戸時代前マイナーエリア

世田谷区誌研究会って、知らないでしょうねぇ。

郷土史家ってのがあります。コツコツ地元を研究し、定期刊行冊子に寄稿する。当節は、役所の地域振興課開催イベントでレクチャーしたり、観光ボランティアとしてガイドもする。

基本、地味・真面目・教育臭がある。メンバーも、元教員が大半でしょうか? 世田谷区誌研究会も同じ。

と初参加で知って、この度、1年間の活動報告と寄稿が載った冊子「せたかい 第65号」が送られてきました。編集部が書き起した「世田谷のボロ市」が読み応えありました。

年末年始のボロ市は、大変な混雑。東京都の地域連携型モデル商店街事業の指定を受けてました。

東海道甲州街道は全国区の街道です。大山街道は、その中間を走って江戸から厚木にいたる道。

街道筋の世田谷郷にも、600年の歴史あり。江戸開府以前の、鎌倉・室町・戦国・安土桃山時代の関東世田谷の話。

北条氏といえば、小田原が有名。実は、関東一円の経営者だった。インフラ整備、街づくり、経済活性化。世田谷で開いたのが六斎市。毎月、末尾1と6がつく日・計6回の楽市。これがボロ市の始り。

この時代の有名大名、有名僧侶、有名城郭、有名〜は、ほとんど関西だから、世田谷区誌研究会に教えてもらわなければ知らないまんま。

市は、世に連れ。区報に、実行委員会の言葉あり。

「飲食の出店ばかりだと、他の街イベントと同じになるので、なるべく古道具屋さんに参加をお願いしてるんです」。

伝統らしさ、を維持するのも大変だね。

プレイグス