ホッパーの孤独を、映画にした監督
横浜に行ってきました、横浜美術館。
レクチャーホールでやっていたのが、映画「イメージフォーラム・フェスティバル」。創造するドキュメンタリー、無限の映画眼というから、アーティスティックでしょ?
僕の大好きなアメリカ人画家、エドワード・ホッパー。
彼に触発されたドイツ人監督のグスタフ・ドイチェが作ったのが映画「シャーリー」。
1930年代から1960年代まで、ホッパーの絵画の軌跡に従って、10点ばかりを取り上げる。静止画を、監督は動画にした。
ストーリーのあるセリフは無い。監督が思索した片言を、描かれた主人公が語る。
言葉より、美術セットと照明で再現したことに驚いた。ホッパーの絵は、どれも静かで孤独です。強調された光と影のコントラストを、忠実に再現する。
こんな手法があったのか。びっくりしたなぁ。
30年間の経緯に、当時のニュース音声や音楽もそれぞれ付いてた。
60年代マーティン・ルーサー・キングの演説I have a dreamや、We shall overcomeの大合唱があった。最近の、We are 99%デモと同じだね。
デヴィッド・シルヴィアンもあった。