カートも、電動時代になってた

横浜美術館前の広場に、ずらり並んだバイクや3輪トラック。近寄って見ると、電動ビークルの展示をやってました。

なんだかかわいい赤い3輪トラック。日本エレクトライクという会社が製造したトラックだった。

「車両自体は、インドのメーカーです」。

ガソリンエンジンを外して、バッテリーに置き換えたのだろうか? ほんとに、おもちゃのようにかわいいデザイン。

「後輪に2つのモーターを接続してます」。

これならロバと花を積んで、ロバの花屋が即開店できるじゃないか。排ガスも出ないし。

「車種は、則車付自動二輪車です」。つまりは、リアカーを牽引する二輪車であるが、普通免許が必要なのだった。

日産リーフとか三菱iMiVEとか、すでに大手メーカーは電気自動車を発売していたんだね。4輪と比べて、これはエアコンなど電気を使う装備がないから、バッテリー容量も少なくてすむ。チャージ時間も短い。

1km走行に使う電気代が2円で、4輪の半分。

なぜ日本で普及していないかといえば、国として、自動車のためのエネルギー政策が無く、すべて企業におまかせだから。電力供給インフラが無いってこと。

身近な話だ。

電気自動車は、ガソリン車より高額。費用の大半がバッテリーの開発費で、要求される性能特性を得るのが難しいから。

そこで、考えた。スポーティなグランド・ツーリングをやる人はどれだけいるのだろうかと。それほどトルクが必要なのか?

3輪トラックには試乗できなかったけど、電動カートには乗れました。接地面が低いから、30kmでもスピードを感じる。

案内してくれたのは、CQ出版の課長さん。

なんと、出版社が「CQミニカート・キット」を7月から発売していたのだ。おもしろいねぇ。

秋に、筑波サーキットで展示会をやる予定というから、見に行きたい。できれば、運転したい。

James Ingram