高校生は2回できないのだろうか

7月13日、正規授業ではなく、特別実習が都立園芸高校でありました。

やったのはバラ園の除草。土地の広さというのが、把握できません。歩けばたいした距離じゃないけど、鎌を持って這うように作業するから、効果があるのかないのか作業中は全然わからないのが、苦しい。

その2・3日前から猛暑だった。この日も猛暑。雲あるのでかすかに助かる。かすかに。

もう、持参したペットボトルなんぞは、すぐ飲み終わる。

蛇口に向かい、頭から水を浴びてもたりない。Tシャツ・ズボンの上から、ビショビショになるまで水をかける。充分飲んでから、お換わり水をペットボトルに入れて、バラ園にもどる。往復回数は覚えてません。

根っこというのは、逆Y字に生えてますね? シロウトは土の生え際をカットする。これだと、土中の根は生きてるのだ。で、鎌を土中斜めに入れて根こそぎにしないと除草したことにはならない。

理屈だねぇ。

一緒にやったのは、「バラ部」の高校生たち。園芸高校だけに、部活動に「バラ部」がある。それなら、動物科もあるのだから「イヌ部」とか「タヌキ部」もある? 

総勢15人ほどで除草すると、たちまち雑草が山になる。集めて大袋に足で踏みつけてギューギュー入れ、キャンパスの隅に掘った穴に運ぶ。

「重いから、おじさんが持っていくよ」

「持てます」。

毅然と大袋を担ぎ上げる「バラ部」メンバー。お母さんには、自慢の娘なんだろうなぁ。

この日は、担任の高橋先生だけでなく、校長先生も参加。 

都立の農業高校が9つもあることを知る。23区、都下、そして大島・三宅島・八丈島。高校生活は、2回繰り返してできないのだろうか? 

その前に、9校の学校見学をやりたい。

あれから2週間、またぞろ雑草が生えているころだろう。

Bob Dorough