10月は来年カレンダー検討月間

皆さんの家にはカレンダーがありますか? 大きいやつ? 小さいやつ?

架けてない家も多いでしょう。

時計、スケジュール帳、メモ帳、電卓、地図、名刺、ボールペン。本の業界だけが電子書籍登場で大騒ぎしたけど、広く情報ビジネスは打撃を受けているんだね。

かつてほど盛況ではないが、それでも、業界は生き残る。カレンダーも。

六本木ツタヤのカレンダーコーナー。2014年版売ってました。盛況時の20分の1か30分の1のスペースほど。実用性ではなく、インテリアになって久しい。

僕も盛況時には、馬に食わせるほど作ってた。2月から企画を初めて、夏頃には完成。売りカレンダーではなく、企業SP用のカレンダー。ビジュアル選びは、毎日見るものだから「じゃまにならない」ことが肝心。

これ、人によって違うから難しい。

微妙な違いが「虎の尾っぽ」だから、アバウトなデザイナーにはできない仕事。ちょっとの差が大きな差。とどのつまり、日付だけになる。数字だけのデザイン。

書体だけで「じゃまにならない」デザインをするのは、さらに微妙になる。

細い書体が好きな人が、太い書体を毎日見続けるほど苦痛なことはない。日付は無味乾燥でも、日付のカタチには種類がある。情報のインテリア。

ツタヤのカレンダーは、写真やイラスト付き。それもアートやデザイン系。輸入ものになると、ほとんどがこのタイプ。でもさ、アートやデザイン好きほど、日付だけのものを欲しがる矛盾。

10月です。今年もあと3ヶ月。9月のカレンダーを捨てる。過去は、すでに過去。惜しみなく捨てるのは、気分がいい。

床屋でさっぱりした気分似。

チャイナタウン