美樹ちゃんもいいけど、旦那もね
タンタン麺を食べながら、日刊スポーツを読む。右サイドにどんぶり、左サイドに新聞4分の1に折り畳むシチュエーション。
中華屋では、その姿勢が正しい。
「今井美樹 いつもそばにユーミンがいた」を熟読。ユーミンの12曲をカバーしたアルバム「Dialogue」を発表した話。
宮崎県で小学校6年生の時に「あの日にかえりたい」を聴いてから、ユーミンの大ファンになった美樹ちゃん。
今、旦那の布袋寅泰と娘一家3人でイギリスに住んでいる。布袋兄さんには、イギリスは自分の庭みたいなもの。「行ってみないか?」と誘ったんでしょう。
今回のアルバムも、彼がプロデュースしてる。彼女の思い入れに対して、「個人的な感情だけで小さな作品になるのは、もったいない」と諭す彼。
このように書けるのは、中華屋でメモしたわけじゃない。
「すいません、このページもらっていいですか?」
対応したおかみさん。「どうぞ、どうぞ。今井美樹が好きなんですか?」
「いいえ」
「じゃぁ、ユーミン?」
「どちらも嫌いじゃないけど。それより、布袋寅泰。いいでしょ?」。返事は、あいまいだった。
ほんとに、いい男だよ。群馬県から上京し、東京で浴びるように聴いていたのがグラム・ロック。ワイルドな雰囲気に似合わないところが、好印象。
ピンク・フロイドも、よく聴いたという。