谷根千の夜空に、月はどっち?

13・14日と連休なんだね。

10月5日から20日まで、谷中・根津・千駄木地域では2つの街歩きイベントが開催中だった。

一つは、「谷根千クラフトビア・フェス」。全国の地ビールが集まって、ウィウィ飲み歩きができる。19日には、古民家の市田邸でイベント開催。

も一つは、「21回 芸工展2013」。飲食店・カフェ・ギャラリー・工房らの祭り。前回紹介したHAGISOの写真イベントも、一環かもしれん。

オリジナル手拭いが架かっている所が、実施してる店。全部で100くらいあるかな? もともと「制覇」する趣味はないから、ベタベタと歩いて覗く。

・「茶の間」 廊下の引き戸を開け開いて、気分のおもむくまま思いついた雑貨を座敷に並べるカトウ嬢。「アイデアは私。縫製はプロだから安心です」と。

ワークショップもやるというから、ヘロヘロと参加したい。

・「リブレ」 不忍通りに面したギャラリーでは、吉本由加利さんの個展をやってた。紙版画なる技法で作った、クマのシリーズ。それぞれのクマはつぶやく。「心配ご無用」「ハナモ アラシモ フミコエテ」「死んだふり」「そうじゃないだろ」。

「吉本さんって、苦労人ですか?」と訊く。

・「LIBERTY HOUSE」 2階から植栽が前髪のように建物を覆うシェア・ハウス。夜目に、なんだか生きもののよう。見学する。7〜12畳の6部屋あり、家賃5〜6万円。

「探さないでください」と書き置きして、家出したくなってきた。

「月物語」SEISEISHA刊を思い出す。北海道に浮かんだ月だけの写真集。星河光佑さん撮影。家出したつもりで、心おきなく堪能する。

アン・サリー