入学してすぐ始めるみこし作り

28日まで、渋谷パルコで「シブカル祭り」やってます。ファッションだけでなく、音楽や美術のクリエイターが集まる。

1970年代は「グラフィック大賞」があって、パルコが圧倒的に話題を集めた時代。そこで生まれたスターが日比野克彦兄さん。まだ、芸大生だった。

「それでは、日比野克彦教授に登場してもらいましょう」とMCに促されて、進行のため登壇した教授。14日に行われた隅田川夕日見2013イベント。

芸大祭りでは、巨大みこしが登場して上野を練り歩く。去年からは隅田川にも進出した。4基が川をパレードし、4基が陸をパレードする。

芸大には美術学部音楽学部がある。8つのグループに分かれ、美術生がみこしを作り、音楽生がパレードの音を担当する。

音のほうは、例年サンバ。クラシックを習っていようが、三味線を稽古してようが、この時ばかりは、どのグループもサンバ。

教授の問いに、実行委員長の半田君が説明する。

「入学後にすぐ、委員会ができるんです」。名物みこしは、1年生が主体になって盛り上がるのだった。造形がうますぎるるる〜。1年前は高校生とは思えないぜ。

・「雷神」の手足のポーズは、尋常じゃない。油絵学科。

・「カブトムシ」は、とにかく雄々しい。デザイン学科。

・写真の「難儀鳥(なんぎどり)」。なんでしょ、こりゃ。ひっくり返ったナマズに、鳥のツメが食い込む。日本画学科。

「なんにもやらないことがカッコイイと言われてますけど、そうじゃないでしょ」と半田君。

そのとおり!

Iyaz