居心地がいいぜ、深沢NYC
停留所「深沢不動前」で降りてください。駒沢通りです。
「深沢不動前」へは、渋谷・恵比寿駅からバスで1本。東横線・自由が丘駅から、大井町線・等々力駅から、小田急線・千歳船橋駅からも行ける。
そうだ、ホームページを見るのが一番手っ取り早い。「SNOW SHOVELING」。新刊 + 古本 + ギャラリー + 雑貨 + おしゃべり + コーヒー(無料)の店が、スノー・ショベリング。
さ、皆んなバスに乗って。
ドアを開けた時から、ピンとくる。ニューヨーク味。
「毎年、1回は行きます」と、笑顔で応える。イーストビレッジとトライベッカが気に入ってるのだ。このあたり、ゴミすら絵になる。排水溝すら気分出してる。ホコリすら空気感。
店主の中村さんは、デザイナー。「ほんとは、この店一本でやっていきたいです」。書架はインパクトドライバーで手づくりした感あり。棚に、写真家が使うパーマセルテープを張り付け、分野を手描きする。
海外文学・ビートニク・旅行。本の本・本屋さんの本・本をつくる人たちとか・ことのは。アート・デザイン。フットボール・建築のこと。
アンティークのチェアーでは、客が熱心に写真集を見ている。ランプは、イラストを描いたメモで囲ってシェードになってる。
来店の女子もかわいい。なんとなく、中村さんと話すために寄ってるじゃないか。
このあたりも、ビレッジ気分でうれしい。
僕が買ったのは、カート・ヴォネガットJrの短編集「モンキー・ハウスにようこそ」早川書房刊。
現在、柴田元幸翻訳叢書「アメリカン・マスターピース古典篇」スイッチ・パブリッシング刊を読んでいたから、流れでアメリカの1950年代へ行きたくなったのだ。