反省しても、また「浮気心ポルカ」
上野の文化会館に資料室があることがわかった。
1階の入り口、まっすぐ進めば本日の生演奏会場へ着く。途中、右手にコンクリの円柱がありますね? あれ、実はエレベーターが内臓されているんです。
4階に上がると資料室。
所蔵されているのは、音楽本と楽譜とLP・CD・DVD・レーザーディスクなどの視聴覚資料。美術館の図書室が、美術本で埋まっているのと同じ。
初めての入館なので、マイ入館証を作成する。身分証明するものがあれば、簡単に作れる。簡単じゃないのは、何を借りるかということ。
さて、どうしよう?
本は、開架だが、それは一部。圧倒的に閉架。懐かしい図書カードが木箱にファイルされ、それで申請するやり方。どうせ来たからには、DVDでしょう。
困ったな、弱ったな、何を借りよう。
もうすぐお正月 → ニュー・イヤー・コンサート → ウィーン(→の棒は、ーでなく〜な感じ)。
「ウィーン気質」。
1814から15年にかけてのウィーン会議が時代背景。踊ってばかりで、ナポレオン後の講和会議は全然進まない。
それをからかうように、ヨハン・シュトラウス作曲の数々のワルツが流れるオペレッタ。
新婚の伯爵、美しい新妻を脇において、にわかに女遊びに目覚める。踊り子になったソーセージ王の娘をゲットする。次に、お針子をやってる従僕の彼女を見初め、ドタバタコメディ開始。
「日本語の字幕が付いているのを貸してください」とカウンターで伝えたから、筋は追えた。筋で精一杯。
「朝刊ワルツ」「電光石火ポルカ」「百発百中ポルカ」。こんな曲で、伯爵は女たちを口説いていたんだ。次は音楽を堪能しよう。
心浮き立つよ。