12月も世話をすることに

いちいち質問してると、活動の妨げになるから訊かない。

酷暑の夏に植えた100種類ほどの菊。僕も5種類ほど植えた。園芸高校でバラ栽培と同時並行して作業した。それが今、満開となって満艦飾の菊畑に。

こんなに臭いが強いんだね。

植えてから、ほったらかしだった。「バラほど手間をかけなくても育つんですか?」が、疑問だった。

それにしても、1年中休めないのがバラ。

5〜7月に咲く、春の一番花・二番花。10〜12月に咲く秋のバラ。

どれも、咲く前には芽出し肥え。咲いた後にはお礼肥えが必要。芽出し肥えをやる前には、剪定作業をやらないといけない。

ここまで、ついて来れますか?

加えて、花がら摘み・除草・中耕・落ち葉はきを春夏秋冬でやる。

1年を月割りして、最低でも2〜3の作業をする。手間数からいっても、バラは贅沢なんだ。

この時期、重要なのは寒肥え。翌年の元肥えとなる大切な施肥らしいのだ。

株から離れること50cm。バケツ大の穴を2つ掘る。逆円錐に掘ってはいけない。地中に真っすぐに掘り下げる。

肥料の中身。

牛糞は穴半分の量。油粕・骨粉・過リン酸石灰、それぞれ150g。そして化成肥料8−8−8を25g。8−8−8とは、窒素・リン酸・カリのこと。

肥料を穴に入れ、掘り起こした土3分の一を足して、よ〜くかき混ぜる。最後に残土を埋め戻す。ザッツ・OK。

テキストでは、冬に病原菌を死滅させるために薬剤散布とある。石灰硫黄合剤を撒くのだ。

傾向としては、殺虫剤・殺菌剤は使わないようにするために、病気に強い育種が研究されている。

菊に比べると、バラはお坊ちゃん・お嬢ちゃんなのかもしれない。わがまま。足がありゃ、旅をさせたい。「菊を見習え」。

虹とスニーカーの頃