個店でも個展でも「よろしく」
前に、カール・ラガーフェルドが本屋を経営してる話をしました。
舞台裏、事務所で情報収集しインスピレーションをもらっているので、「どうせなら、本屋やっちゃおう」ということか?
あるいは、音楽でいえばCDの売り上げが激減しているのに、ライブ業界は延びてる。アパレルも、ファッション・ライブとして本のリアル店舗を開いたのかもしれない。
コレクションのショーだけじゃ、限界がある。じゃぁ、
難民救済に近づく、有機農法に近づく、チャリティに近づく、スポーツに近づく。それと同じような方向で。
マーク・ジェイコブスも本屋「ブック・マーク」日本1号店が、神宮前に開店した。それほど広い店舗ではない。
冊数でいえば、本業の店のほうが圧倒的だ。選ぶ余地が高い。むしろ「ブランドのポリシーをわかって欲しい」ということなのか。文具・雑貨もあるから。
センスのいいオリジナル商品がある点では、ビレッジ・バンガードよりいい。
店員さんが、いきなり紹介してくれた。「彼が、この本の著者のトーマス・キャンベルです」。見ると、写真・スケッチ・パッチワーク・スローガンが混ざった本。
ギャラリーのCOMMONでも、個展をやっているという。
きめ細かいプロモーションだなぁ。