何兆個って、いくつなんだ?
アイソン彗星が太陽接近と共に崩壊した。
天体好きなら、立ち直れないほどガックリだったことだろう。知識としては1年前から、自分の望遠鏡やカメラで捉えていたのは11月から。
それが、突然消えた。
若田光一さんが船長をやってる国際宇宙ステーションからも確認していた。
ハレー彗星は、約76年周期で地球から見える。アイソン彗星の場合は、太陽系の外側にある「オルトの海」から出発して、100万年飛び続けて太陽に到着した。
直径4kmの氷とチリの塊。水蒸気の長い尾を引っぱりながら飛ぶ。この怒髪天状態で100万年間。もちろん、人類誕生以前からの話。
と2013年に天文学者が説明するまで、来るには来た。
人類が生まれ、1610年3月に彼は「星界の報告」をイタリアで出版した。60ページ、550部。その年の終わりには、ドイツで海賊版が出た。
内容は、彼が自作した20倍の望遠鏡の仕組み、月の表面、恒星と星雲、木星のことなど。皆んな、腰を抜かしたろう。
それから約400年間過ぎた今日。
宇宙の未知は拡大する一方で、アイソン彗星を観測できる時代でもある。単位が桁外れだから、実感はない。
宇宙には、何兆個の流星が飛んでる。そもそも「オルトの海」ができたのは、40億年前の「惑星大移動」があったから・・・
ますます、だよ。