奥義? そんなものは無い

普通の暮らしが「何かヘンだ」になり、とんでもない恐怖に変わっていく。

ホラー小説の巨匠、スティーブン・キング

彼の「書くことについて」小学館文庫が出た。原著は2000年に出て、2009年に新装版が出た。補遺に、自分が印象に残った本を紹介してる。

彼ほどの作家は、各地で呼ばれて小説作法の講演をする。

質問タイムになって、必ず訊かれるのが「どうすれば、売れるものを書けるか?」。そして「どんなものを、読んでいるのか?」。

答え。「たくさん読み、たくさん書く」。たくさん読んだ一部が、補遺にリストアップされてる。

読んで、何を勉強していたか? 無駄を省くこと。副詞を避けること。受動態を使わないこと。とにかく、実務的に並べる。

日本でも、著名作家が「文章読本」を出す。大半は、純文学系。エンタメ小説家系では、誰がいるだろう。

本を著いて生活できる作家は、5%。これは、日米とも事情が似てる。コンスタントであるということは、稀であると同じ意味なんだ。

彼の原作の映画は、数々見てきた。

日常に潜む恐怖で、キャリアの原点を感じたのはスタンド・バイ・ミー。生まれ育ちを読みながら、曲が流れる。