頭ウォームアップには、本

本は、文房具と親和性が高い。

文房具というより、机回りとかテーブル回りということだろう。

ボールペン・ナイフ・テープカッター・手帖・財布・定期入れ・抜けた歯。コーヒー・スピーカー・CD・花瓶・カレンダー・時計・版画・洋服掛け・拾ってきた剥製。

部屋を見渡せば、キリがないから止めた。

蚊取り線香とか、靴磨きセットもあるし・・・。

我が部屋は、本と雑貨あふれるビレッジバンガードと同じじゃないか。

「書店の未来を創造する」出版メディアパル刊。

便利なアマゾンに対抗する、リアル書店の行く末を考えた本。

棚の長さを延長すれば東京から横浜まで行きそうな大型書店になるか、反対に3坪で個性ある店になるか。

データベースを充実させるか、イベントを開催するか。書店人の教育だ、マーケティングの導入だ、仕入れ率の改善だ、古本との併売だ。

すでに実践してる店もある。さようにアイデア満載ということは、本という商品がどれだけ想像を楽しめるかということでもある。

妄想の一人遊び。一人働き。

ビレッジバンガード元社長の菊地さんの妄想はというと、

・引退したら40坪の店で、自分一人だけで、好きな本を売って、POPを書いて

と、仕入れ・陳列・接客・販売を全部一人の理想郷。僕なら、あとコーヒーを出す。客が「ねぇ、聞いてよ」と、よろず承る完璧なマスター対応。どうでしょ。

三宅 純