女にだって、本懐はある

終わってしまったソチ五輪

掉尾を飾ったアイスホッケー男子決勝。1次リーグのアメリカ対ロシアの再現だと思っていたら、カナダ対スウェーデン

ゴールは、テーブルサイズ。そこに、身長2メートル体重100キロの大男が、畳の子分みたいなレガースを付けて立ちふさがる。

冬期五輪の競技は、ほとんどヘルメット着用。アイスホッケーのが一番かっこいい。欲しくないのは、ドングリの笠のようなショートトラックのメットだ。

閉会式であったメダル授与。クロスカントリー女子30キロはノルウェイが独占。男子50キロはロシアが独占。

この競技は、見てるだけで心臓が口から飛び出そうになる。

やはり、寒い国は強かった。

さて、浅田真央ちゃん。敗者の美しさを、誰もが自分の身に引き寄せた。

ショートの落胆とフリーの復活。「明日が来なければいい」夜から、「とにかく、私はやり終えたのだ」という夜へ。リンクに、吐息が昇華する。

4分間を終え、天に顔を仰いだ映像は、これから日本の映像遺産になるだろう。

商店街の雛人形は、真央ちゃんそっくりだった。

Rachmaninov piano concerto No.2