廃品で新しい物語を
メトロの中吊り広告を見てた。
乗客でいる限りわからないが、地下鉄は蟻の巣のようになっているんだ。各線の運行をスムースにするために、立体交差を進めてる知らせ。
これが、地上路線になるとリアルにわかる。線路が地上に敷かれてるので、「開かずの踏切」になる。場所によっては、40分も開かない。
京王線がこれからやろうとしてるのが、代田橋駅〜千歳烏山駅間7kmの工事。高架にするか、地下化にするかでもめてるニュース。
用地とコストで高架を主張する都、騒音・防災で地下化を主張する住民。
急いでりゃ、いらつく。散歩なら、いくらでも待ってられる踏切。「バーは、こんな仕組みで上がったり下がったりしてるんだ」とメカニズムに感心したり。
若手3人組のProject RECONは、取手にアトリエを構えて、トンカンやってる。
材料は、鉄道部品。車両や設備の廃品を活用したインテリア・照明器具。
3月20日まで、上野駅で展覧会をやってる。写真は、パンタグラフにドアガラスを載せた「パンタグラフサイドテーブル」。
伯耆田(ほうきだ)卓助さんの作品。彼は物作りのかたわら、スポーツカメラマンでもある。言われて見れば、作品は、アスリートのシャープさがあるね。贅肉がない。
機能だけ追求したカタチを、デザインとしてよみがえらせる活動。おもしろい。