最後に笑うのが一番笑う

お笑い系オペラはくせになる。

このところ、月1回は通ってるかもしれない東京文化会館の資料室。DVDの視聴。

毎回、何を見るか決めてない。1階ロビーには100公演近くのチラシが並んでいる。その中から決めたのはベルディの「ファルスタッフ」。肥満体がマヌケに笑う写真。

そこに、「お化けだっち」から電話あり。いつものヒャ〜ヒャ〜節で「奥さん、見ました?」ですと。これが第一声の時、彼女はごきげん。

昼のワイドショーを見ながら、デザインの仕事をするのが習慣で、かゆいところに手が届く下世話ネタが好物なのだ。

話は、サムラゴウチ先輩がついに記者会見をしたニュース。猫に鰹節。

永年のゴーストライターとの秘密の約束発言に、「ピ〜ンと来た」らしい。彼女には、ゴウチ先輩の虚偽より、「彼と彼の関係」が重要な関心ごとだった。

4階に上がる。資料室にはタワーレコードが発行するPR誌「intoxicate」が置かれてる。バックナンバーを含めて入手したら、去年12月号にゴウチ先輩の記事が出てた。

まだ、騒動前。Now on Saleされた「鎮魂のソナタ」は、

・強烈な勢いと共に現代的な響きも容赦なく、徹底した主題展開を構築したこのソナタ、圧倒的だ。

その他、各種前のめり文言あり。

・問いつめた結果・間断ない苦しみ・過酷なまでの烈しさ・真っすぐピュアで

今頃は、穴があったら入りたいだろうから筆者の名前は書かない。

さて、「ファルスタッフ」。フィナーレはTutto nel mondo è burla。訳すと、この世はすべて冗談だ。

・みんな、だましあう。あざけりあう。ののしりあう。だが、最後に笑うものが一番笑う。ワハハ。

これ、シェークスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」が原作だってさ。奥さん。